ビール片手に、真夏の公園で夕涼み。多様性の街、新宿で開催される野外シネマイベント『新宿パークシネマフェスティバル』
ごちゃごちゃと光り輝くネオンのなかを行き交う無数の人々。東京一のゲイの街、二丁目。昔から続く劇場にライブハウスやひっそりと佇むZINEの専門ショップ。淡々と鳴り響くいささか不気味なドラッグ規制の放送や、数え切れないほどの風俗店はちょっとアングラな雰囲気が漂うけれど、紛れもなく最先端のカルチャーを生み出し続けている東京を代表する歓楽街、新宿。今回そんな新宿の街中で、野外フィルムフェスティバルが開催されることになった。
どうして「映画」なのか。今回映画にまつわるプロデュースを務めた服部進(はっとり すすむ)氏と鎌田雄介(かまた ゆうすけ)氏は、映画こそ多様性を扱うのにぴったりのメディアだと話す。映画は芸術作品のなかで、もっともたくさんの人間が関わるものだと思います。
誰でも、どの国でも作ることができます。多様性をテーマにするもっともふさわしいメディアだと思います。さて、第二回目となる明日の上映作品は『ギフテッド』。
『ギフテッド』
生まれて間もなく母親を亡くした7歳のメアリーと独身の叔父フランク。メアリーに天才的な特別な才能が明らかになることで、静かな日々が揺らぎ始める。「(500)