くらし情報『「近代化とは、親の世代とは違う夢を持つこと」。急速に近代化する”幸福の国ブータン”を生きる、ある家族の物語『ゲンボとタシの夢見るブータン』監督インタビュー』

2018年8月8日 01:11

「近代化とは、親の世代とは違う夢を持つこと」。急速に近代化する”幸福の国ブータン”を生きる、ある家族の物語『ゲンボとタシの夢見るブータン』監督インタビュー

の進路とタシ(撮影当時14歳)のジェンダーについてであるが、ゲンボとタシの兄弟愛、親として子どもの将来を心配する両親の姿、そして親と子どもの間に生じる時代を反映した価値観の隔たりなど、国や歴史、文化を超えて普遍的な物語が語られる。

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ゲンボとタシPhoto via Sunny Film
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舞う父テンジンPhoto via Sunny Film
同作の監督を務めたブータン出身のバッタライ氏とハンガリー出身のズルボー氏は、各国の事情から資金調達の方法まであらゆる方面からドキュメンタリー制作について学ぶポルトガル、ハンガリー、ベルギーの三大学共同・国際修士コース「ドッグ・ノマッズ」で机を並べた仲である。卒業と同時にブータンについての映画を共に作ると決めていたという二人には、映画制作に対する共通した信念があった。それは「小さな小さな物語に光を当てる」こと。ズルボー:私たちは日常生活や人々の細かい心情など些細なことを捉えたいと思っています。人と人の関係や、その場の雰囲気、そして状況など、問題や意見には焦点を当てすぎず、観客が他者の視点に立てるように。だから“マイクロシチュエーション”を常に探しています。

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