オンラインで観られる、「無駄に奪われる海の命」を1分間で表現したアート作品
二人のダンサーが身にまとう実際の漁で使用された網を使った「漁網ドレス」のデザインも彼女が手がけた。映像ディレクターは、サザンオールスターズの『闘う戦士たちに愛を込めて』のアニメーションMVなど、インパクトの強い作風で知られる大月壮(おおつきそう)氏。そして、パフォーマンスを行ったのは、世界的に活動している日本人とイギリス人の2人のダンサー、小佐野智美(こさのともみ)氏にアシュリング・クック氏と、国際的に活躍するトップクリエーターたちの集大成が今作である。また、九十九里浜で満月の明かりの下決行された撮影のメイキング映像を手がけたのは、スケーター界を代表するフィルムメイカー田中秀典(たなかひでのり)氏。近日中の完成、公開となるこちらの映像にも期待が膨らむ。
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© Hidenori Tanaka / Greenpeace
漁業の問題とアートと聞くと、かなりかけ離れているように思えるが、今回グリーンピース・ジャパンが問題提起の手法としてアートを選んだのは、環境団体の典型的なアプローチを見直すためだった。
これまで、グリーンピースも含めてほとんどの環境団体が、伝えたい!という思いのあまり、難しい言葉や数字を詰め込んで環境問題についてコミュニケーションしてきたように思います。