『ハラがコレなんで』仲里依紗インタビュー 妊婦、シングルマザー役の“その先”は…
(Photo:cinemacafe.net)
仲里依紗には役を“演じる”というよりも“作り上げていく”という言葉がしっくりくる。作品ごとに全く違うタイプの人物、しかも普通に考えてありえなさそうなキャラクターに扮しながら、そのいずれもが何だか現実にいそうで「素の仲里依紗ってこんな感じなんじゃないか…」と思わせる不思議な説得力がある。「『素が見えない』って周りから結構言われますね」とケラケラと笑いつつ「確かに何かを作るのはすごく好きですよ。刺繍したり、塗り絵したり、小銭入れ作ったり(笑)」と頷く。昨年出演した2本の映画(『ハラがコレなんで』、『モテキ』)では、22歳という若さでそれぞれ妊婦役とシングルマザー役を演じた。これまでにない新たな経験は彼女に何をもたらしたのか?『ハラがコレなんで』DVD発売を機に改めてふり返ってもらった。
2010年、『時をかける少女』で快活な主人公を演じたかと思えば同年の『ゼブラーマン −ゼブラシティの逆襲−』では過激なまでにセクシーなダークヒロインに変身。かと思えば『モテキ』では赤ん坊を抱えたシングルマザーのキャバクラ嬢、『ハラがコレなんで』ではダンナなし、家なしの臨月の妊婦に…。