2012年7月18日 22:31
バットマンの“現役復帰”は、キャットウーマンが原因?『ダークナイト』のヒント公開
シリーズを通してブルースを演じてきたクリスチャン・ベールは語る。「8年間にブルース・ウェインが何をしていたのか、何を考えなければならなかったのか。彼にはつらい過去がある。だけど、あとどれだけそれに縛られて人生を送るのか?これは彼にとっての試練の時なんだ」。そして、続ける。「いつまで自分の人生をバットマンに支配させておくのか?それを捨てることができるだろうか?あるいは、彼はもはやバットマンという生き方に浸ってしまっているのか?」と。『ダークナイト』の最後に、バットマンと共謀をはかるゴードン市警本部長は「バットマンはゴッサムに必要な人だ。ただし今は“時”が違う」と言い放つ。
バットマンとして彼に生きてほしい人間、忠告する人間、彼を取り囲む人々の様々な心の錯綜を前にして、ブルースが出す答えが、「バットマンとして戻る」ことなのである。
謎を秘めた美女、キャットウーマンの登場
そんなブルースの“現役復帰”の最大のきっかけとなるのが、キャットウーマンこと大泥棒のセリーナ・カイル(アン・ハサウェイ)との出会い。大富豪であるブルースのお屋敷にメイドとして忍び込み、金庫からあるものを拝借したところを彼に見つかってしまうのだが、どうやら彼女の目的は“盗み”だけではないらしい。