【インタビュー】祝・トム・ヒドルストン生誕33周年! “イタズラの神”ロキ様は「チャーミング」が魅力
と、ロキ役への再挑戦は自らの成長にも繋がっていたことを明かした。
確かにロキは、甘くセクシーなルックスでありながら、高慢で狡猾、胸には常に義兄・ソーへの愛と嫉妬が渦巻き、冷酷で容赦がなく、激しいまでの王座への執着があり、時に哀れさをも醸し出す…というすさまじく複雑なキャラクターだ。
彼が思うロキとは、「神話でも描かれているように、ある種の破壊者だね。でも人間的なレベルで見ると、彼の心理や心象風景はとても興味深いんだ。とても知的なのに、壊れているからさ」という。「この映画は、彼の中にあるヒーローとしての度量と、権謀術数(人々を策略に陥れる)主義的な悪意の両方を探求するチャンスだったんだ」。
だが、そんなロキは2015年公開の『The Avengers:Age of Ultron』(原題)には“登場しない”とのうわさも!
「そうなんだ。 『アベンジャーズ』は何か新しいことをする必要があるんだと思う。
彼らは1作目でロキをやっつけた。もし僕が2作目に出たら、そこにいる必要は何もなくなる。僕がチームに入らない限りはね。でも『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を観れば分かるように、それは可能じゃないんだ」