“クライミング界の若き天才”が緊急来日! 無謀過ぎる挑戦に平山ユージ「頭がおかしい(笑)」
一方の平山さんも、デビッドの出会った当初をふり返り「ワルガキですね(笑)。動物のようなしなやかなクライミングが印象的でした」と称えた。
クライミング界と一口に言われても、なかなかその詳細を知る機会は少ないが、平山さんの言葉を借りて分かり易く言えば、今回のセロトーレのフリークライミング(※命綱一本で山を登るクライミング方法)で挑戦すること自体、「本当に頭がおかしい(笑)」ことだそう。
この無謀なチャレンジに誰しもが疑問を抱くはずだ、「何故」と。デビッドはこう語る。「不可能と言われたのでチャレンジしました。誰もやったことないという事はたくさんの問題があるともいます。当時は、セロトーレは“登頂不可能な山”と呼ばれていましたが、自分には出来ると思っていました」。
現在24歳のデビッド。勢いに任せた若気の至りか…と思ってしまいそうだが、そういうワケではない。単純に「出来る」と信じている、ただそれだけなのだ。
最後にデビッドは、「自分が何かをしようと思ったときに最初に抱いたビジョンをぶれずに持ち続け、それをやり通すということをこの映画を観てもらえれば感じとってもらえると思います。今回のチャレンジも沢山の障害をクリアして成功させることが出来ました。