紀里谷和明、“毛皮反対”苦痛と悲しみを表現「社会問題に逃げずに直視して」
本作の公開を記念して都内で行われた映像完成イベントでは、紀里谷氏と有志で集まったプロジェクトチームメンバーが登壇。紀里谷氏は、今回制作した映像について「世界中の人に観てもらうことが前提。プロジェクトメンバーで議論を重ねて、起きている事実から逃げずに、毛皮製品の奥にある“痛み”を想像できる、心に刺さる映像にしたいと思って制作した」とコメント。
また、「毛皮は、美しいものであり、醜いものでもある。触ると気持ちいいし、見た目も美しいが、時をさかのぼると生産現場には残酷な事実がある。ダイヤモンドや宝石もそう。そこに違和感や疑問を感じる人は少なくないのでは」と語り、「毛皮問題だけでなく、様々な社会問題に感じる違和感にもっと忠実に、逃げずに直視して欲しい。そしてそれぞれの立場で出来ることをするのが大事」と本作に込めた想いを語った。
さらに、今回のイベントで、本プロジェクトの第2弾制作も発表。社会問題と映像制作が抱える問題を解決する糸口が、 クラウドファンディングにあると考える紀里谷氏は、次回作として、身近に起こりうる「いじめ」をテーマに制作するとのこと。クラウドファンディングサービス「Makuake」