【インタビュー】アン・ハサウェイ 女優としての次なる“目的地”とは?
彼は私たちを、とてつもなく複雑で要求の多い旅に連れ出すけれど、最後には希望を感じさせてくれるわ。この映画は、人と人との関係を描いている。だから出演できたことを、誇りに思ってる」とノーラン監督を絶賛する。
一方、マシューとは本作が初共演だ。物語の中であまり多くの言葉を交わさない2人だが、自然とお互いの存在を認め合っていく。実際の彼らも、撮影前には必要最低限の会話しかしなかったとアンは告白する。
「2人とも一歩後ろに下がって、お互いを見ていたわ。私は彼のすることすべてが気に入って、最初の数分間ですっかり感心してしまった。
そして、その気持ちが消えることはなかったわ。映画の物語が進むにつれ、私たちは役柄と同じように、多くの時間を一緒に過ごし、お互いに共通するものを学んでいった。撮影が終わる頃には、彼に対して親近感や愛情を抱くようになったの。心から尊敬してるわ。彼は現場にとてもいいエネルギーを持ち込んでくれた。今はとても仲のいい友人よ。彼は独特な考え方をする人で、何を言い出すのかまったく予想ができないの(笑)。彼の脳から飛び出してくるものが大好きよ」。
一方のマシューも、「テイクごとに演技を変えるアンに脱帽した」