【特別映像】ジョン・ラセターも太鼓判!『ベイマックス』と併映の短編『愛犬とごちそう』
だが、映像の後半では、男性の異変を察知したウィンストンが凛々しい表情でひとり街へ駆け出すシーンもあり、何か“事件”を予感させている。
メガホンをとったのは、本作が初監督作品となったパトリック・オズボーン。『ボルト』『塔の上のラプンツェル』『シュガー・ラッシュ』など長編アニメーションや、短編『紙ひこうき』にもアニメーターとして関わった後、『ベイマックス』でもアニメーション・チーフを務めたスゴ腕のアニメーターだ。
実はオズボーンが監督を務めることになったのは、ディズニー・スタジオで働く、アーティストから経理に至るまで全社員へ通達された「短編アニメーションのアイデアを求む!」という告知がキッカケ。多くの社員がここぞとばかりに名乗りを上げる中、彼は『愛犬とごちそう』の企画を提出。最終候補まで残った彼は、あのジョン・ラセターへのプレゼンを行った結果、見事採用され、実力で自身のストーリーテリングの能力とアイデアをスタジオに認めさせることになった。
「ビッグチャンスに興奮しましたが、同時にディズニーの名作短編アニメーションとその輝ける歴史に、ものすごいプレッシャーを感じましたよ」とオズボーン監督は語る。