旧『007』ピアース・ブロスナン、2度目のスパイ役&大人のラブコメで大活躍
相手役を演じるのは、『ハワーズエンド』でアカデミー「主演女優賞」を受賞し、近年では『『ハリー・ポッター』シリーズや『ウォルト・ディズニーの約束』での好演も記憶に新しいエマ・トンプソン。息の合った腐れ縁の夫婦を、愉快に魅力たっぷりに演じている。
フランスでオールロケを行っただけあり、パリの市街地でのカーチェイスやニースの美しいリゾート風景は必見。『007』へのオマージュも随所に散りばめられており、大人の恋のハラハラ、ドキドキと笑いを織り交ぜた大人が楽しめるラブコメディに仕上がっている。
そしてもう1本は、実に13年ぶりに“伝説のスパイ”に挑んだ『スパイ・レジェンド』が、2015年1月17日より日本公開となる。アメリカの作家ビル・グレンジャー原作による人気スパイ小説シリーズ「ノベンバー・マン」の中で最高傑作とされている「ゼア・アー・ノー・スパイズ」を、『オブリビオン』の脚本家コンビが5年がかりで現代風にアレンジし、映画化。
本作でのブロスナンは、「彼が通ったあとに、生き残った者はいない」とも言われる、伝説の元CIAエージェント、ピーター・デヴェロー役に。このピーターこそがコードネーム“ノベンバー・マン”であり、長年の諜報活動で自分が犯した数々の罪にトラウマを抱えている複雑なキャラクター。