くらし情報『【インタビュー】永瀬正敏 映画を愛し、映画に愛された男の30年』

【インタビュー】永瀬正敏 映画を愛し、映画に愛された男の30年

カメラの前に立ったこともない子たちが訓練をしてお芝居して、慣れない日本語を覚えて、いまでは現地でもそこまで使われていない台湾語も覚えなくてはいけない。何重もの苦労の中で5か月もの撮影をやりきった。中には学校を1年休学してこの作品に賭けてくれた子もいて、こんな純粋で良い子たちがいてもいいものなのか?と思いました。僕にとっては一緒に映画を作った仲間であり、年は離れていても尊敬しています」。

本作への出演が、期せずしてこれまでの俳優人生をふり返るきっかけとなった。30年という月日の中で、変わったことはいくつもある。「現場で『さん』付けで呼ばれる気持ち悪さと言ったら…(笑)。僕にとっては監督やカメラマンさんはすごく偉い人なので、『おい!』とか『永瀬』でいいんですけどね」と年齢を重ねるたびに自然と増えていく年下のスタッフとのやりとりを苦笑交じりに明かす。
常に戦い続けることは変わらない。だが、その“戦い方”が変わってきたことは自覚している。「昔はね、一人で攻めてたんです。そこでいろんなものを投げつけられても、オレに当たっていれば後ろは楽だろうという思いで『攻めていこう』と。いまは逆で、みんなでスクラム組んで進みたいと思うようになりましたね」。

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