デンマークの至宝マッツ・ミケルセン初来日! 劇場前にファン300人!
マッツは「まだ日本に来てからほとんどホテルに缶詰め状態で、窓からしか景色を楽しめてないんだけど、日本の方はみなさん、カメラを持ってるんですね」とニッコリ。「これから2日間、オフがあるから街に繰り出して楽しみたいです」と語った。
本作は西部劇で、マッツは妻子を殺されたことで、復讐のために武器を手にするガンマンを演じている。「復讐劇ですが、人はどこまで人間性を保てるのかを描いた映画です」とアピール。撮影は南アフリカで行われており「デンマークの映画でアメリカを舞台にした西部劇で、南アフリカで撮影という何ともおもしろい形式で製作されています。カメラの先には西部劇の光景が広がってるけど、アングルを変えるとシマウマが映っていたり(笑) キャストは西部劇の衣裳なのに、スタッフは現地の南アフリカの言語で会話していたり、シュールな体験でした」と笑顔でふり返った。
本作での演技を“抑制された芝居”と指摘されることに関し「取材でもたびたび言われますが、文化の違いかな?デンマーク人にとっては普通のリアリズムと言えると思うけど…」と語る一方で、「ハンニバル」のキャラクターとの違いについて指摘されると「ハンニバルも確かに、抑制した芝居ではあるけど、あの人は実に実に人生を楽しんでいるからね(笑)。