2015年11月6日 19:30
“建築家女子”が男性社会で自分探し『これが私の人生設計』
(Photo:cinemacafe.net)
建築家として海外で活躍していた女性が、新たなステップを踏み出そうと故郷のローマに帰り、自分らしく生きていく姿をユーモラスに描いて、2015年イタリア映画祭でも高評価を受けた『これが私の人生設計』(映画祭ので上映タイトルは『生きていてすみません!』)が、2016年3月より新宿ピカデリーほかにて待望の日本公開となることが決まった。
建築家として世界各国で活躍しキャリアを積んでいたセレーナは、ふと自分を見つめ直し「新たなステップ」を踏み出そうと故郷のローマに帰ってきた。しかし、イタリアの建築業界は男性社会で、ろくな仕事にも就けないまま貯金も底をついてしまう。そんなとき、公営住宅のリフォーム案が公募されていることを知ったセレーナは、男性のフリをして応募、自分はアシスタントだと偽ってコンペに臨むことに――。
故郷に戻って来たものの、望みどおりの職業につけず、これまで築いてきた手腕を発揮する機会もない女性セレーナが、社会の壁や予想外の出来事に翻弄されながらも、自分らしくいられる場所を見つけていく本作。恋愛は思い通りにいかず、果ては親友のカミングアウト騒動。