【予告編】母を亡くした喪失感を抱えた男の夢と覚醒…イタリアの巨匠が贈る『甘き人生』
彼が出会う女医役には、米アカデミー賞にノミネートされた『アーティスト』やカンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した『ある過去の行方』などの実力派ベレニス・ベジョ。さらには、アルノー・デプレシャン監督作品などで知られるフランス人女優エマニュエル・ドゥヴォスらが脇を固めている。
監督は、フェリーニやヴィスコンティといった往年の巨匠が持つ品格を継承しながら、“イタリアのいま”を見つめ続ける、『眠れる美女』『愛の勝利をムッソリーニを愛した女』などで知られる現代の巨匠マルコ・ベロッキオ。彼が探究してきたテーマ、家族、母親、父親、そしてイタリア、その全てが本作には込められている。
予告編では、古き良きイタリアの象徴として描かれる古都トリノと現代の首都ローマを舞台に、主人公マッシモの幼少期のキラキラした思い出と、母親を突然失うという喪失が描かれる。それから30年近く過ぎてもなお、過去のトラウマと向き合う姿や、精神科医エリーザとの運命の出会いも…。戦後イタリアの光と影を背景に、2つの都市と2つの時間が交錯する中、ある愛の物語として綴られていく。また、ポスタービジュアルには、「よい夢を――」(Sweet Dreams)