2009年11月12日 18:31
『2012』インタビュー エメリッヒが「この映画の良心」と称した地質学者の素顔
(Photo:cinemacafe.net)
『デイ・アフター・トゥモロー』のローランド・エメリッヒ監督の最新作『2012』はマヤ文明の予言にある2012年の世界滅亡を驚異的な技術で映像化した大作。『キンキーブーツ』、『トゥモロー・ワールド』などで幅広い活躍を見せる英国の実力派、キウェテル・イジョフォーは地球滅亡の予兆にいち早く気づく地質学者・エイドリアンを演じている。
「誰も見たことのない映像がある」
災害やパニックを描く作品は作り尽くされた感もあるが、イジョフォーは「ここには誰も見たことのない映像がある」と自信をのぞかせる。
「ローランドはこのジャンルにおける第一人者。その彼がいままで以上のスケールに挑んでいるんだ。加えて、キャラクターが魅力的で、しっかりしたドラマがある。人間の持つ希望や恐怖、倫理が描かれている。地球を大切に、というエコロジカルな視点にも触れる作品になったと思う」。
VFXを多用するため、撮影現場ではグリーンスクリーンに囲まれて演じていたが、「僕は舞台出身だから、想像力を使って演じるという点で違和感はなかった。舞台では、細い枝2本を置いて森と設定する場合もあるからね。