『2012』衝撃の大災害映像の意外な(?)制作風景を大公開!
と明かす。
監督の頭の中だけで起こっている大災害を、映像として作り上げるというのは、相当、大変な作業だと思われるが…。エメリッヒ監督とのコラボレーションが5作目となるビジュアル・エフェクト・スーパーバイザーのヴォルガーは、「実現できるかという不安はあった」と認めつつ、「でも、ローランドはとてもリアリストな監督で、成しえるための資金をスタジオからちゃんと得てくる。そこがすごいところだ。脚本に書いてあることで出来ないことがない、っていうところがとてもやりやすかったね」と技術以前に監督への信頼を“勝因”に挙げる。
『インデペンデンス・デイ』がこれまでにない映像表現として衝撃をもって迎えられたのが1996年。そこから確実に映像技術は進歩してきたわけだが、撮影過程で14年前と具体的にどのような違いがあるのかについて、エメリッヒ監督は「14年前もVFXは使っていたけど、あのときは模型を使っていたよ。いまと比べるとあの頃は原始的だよね。
今回は全てCGで(大災害の描写で)模型は一切ない。CGで作って本物らしく撮影することが新しい試みだった。デジタルのものを本物らしく見せるのはとても難しいんだ」としみじみと語っている。