宮沢氷魚、鈴木亮平の“浩輔さん”に「引っ張ってもらった」映画『エゴイスト』プレミア上映
「彼は2020年に亡くなっているんですけど、亡くなるまでの3年間は本当に濃密な時を過ごしました。『エゴイスト』の原作が出たのは、彼と会うずっと前なんですけど、その時からこの原作を読んでいて。すてきな作品だなとずっと思っていたんです。だからこの小説が映画化されるとご連絡をいただいて、絶対に出ますと申し上げました」とふり返った。
鈴木さんも「ドリアンさんとは長い付き合いになりましたね」と言い、「原作者の高山さんはどのような人だったのかということをお伺いするような、ヒアリングの会を開いていただいた時に初めてお会いしたので。ここの場所に一緒に立てるのが光栄です」としみじみと語った。宮沢氷魚、“浩輔さん”に「引っ張ってもらった」
また、そんな鈴木さんについて恋人役を演じた宮沢さんは「不思議なもので、現場にいるときは(鈴木)亮平さんという感じではなくて、そこに浩輔さんが常にいたんです」と言う。
「それは支度をしている時も、お昼休憩の時も常に、僕は中村龍太という人物でそこにいて。
(鈴木さんは)浩輔さんとしている。だからその関係性というか、信頼関係ができていたので、もちろん亮平さんに助けていただいたところもたくさんあるんですけど、僕は浩輔さんに救われた、引っ張ってもらったという感覚の方が強いかもしれないですね」