賀来賢人が、竹内涼真主演のAmazon Originalドラマ最新作「龍が如く~Beyond the Game~」に出演することがサンディエゴ・コミコンでのパネルディスカッションにて発表され、特報とティザービジュアルが到着した。7月25日~7月28日開催の北米最大級のエンターテインメント見本市、アメリカ「サンディエゴ・コミコン」にて、現地時間7月26日(金)、本作のパネルディスカッションが開催。主演の竹内に続いて、賀来がサプライズで登場し、錦山彰役で出演することが発表され、さらに、桐生と錦山を映し出すティザートレーラーとティザービジュアルも解禁された。世界的に愛されてきたゲームシリーズを原作とした、Prime Video実写ドラマ「龍が如く~Beyond the Game~」は、ゲーム同様、歓楽街・神室町を舞台に、“堂島の龍”と呼ばれる主人公、桐生一馬の成長物語をオリジナル脚本で描くクライム・サスペンスアクション。主人公の桐生一馬を竹内が演じ、本日発表された賀来が、桐生一馬と養護施設「ひまわり」で共に育ち、後にライバルとなる兄弟分である錦山彰を演じる。本作では、桐生と親友の錦山が、極道の世界に身を置くことになったところから極道の世界で成り上がっていく様が、1995年と2005年の2つの時間軸を交差させながら描かれる。この度解禁となったティザートレーラーには、桐生一馬の背中の刺青「応龍」が彫られていく映像に乗せて、ゲームの世界から飛び出してきたような歓楽街・神室町と、桐生と錦山の姿が。バットを担ぎ左目に眼帯をした真島吾朗と思われる男性や、銃を片手に構える澤村由美と思われる女性の姿も映し出されており、続報にも期待が高まる映像となっている。賀来賢人、「『龍が如く』の新バージョンに強い情熱」感じたサンディエゴ・コミコンは、1970年からアメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴで開催され、毎年13万人以上が訪れる世界最大級のポップカルチャーの祭典。そして、6月の配信決定発表以降世界的に注目を集めている本作が、日本のPrime Videoとして初めてサンディエゴ・コミコンでのパネルディスカッションを行った。この日のパネルディスカッションには、主演の竹内涼真、賀来賢人、Amazon MGMスタジオ インターナショナル・オリジナル責任者のジェームズ・ファレル、エグゼクティブプロデューサーのエリック・バーマックが登壇。トークセッションでは、迫力ある地下格闘技場でのアクションシーン、物語の舞台となる「神室町」等のメイキング映像も公開。主演の竹内は「I have a gift.(皆さんにプレゼントがあります)」と英語で話し、ティザートレーラーが映し出された。竹内は、「最初この機会をいただいた時はとても驚きました。日本でもとても人気のある、20年も続いているゲームのフランチャイズでしたし。監督とは10年前にも一緒に仕事をしたことがあって、今回またご一緒できることになりました。桐生一馬という既存のキャラクターをさらに進化させる機会をもらえて、とても楽しみです」と、世界的に人気を誇るゲームの実写ドラマで主演を務めることについての想いをコメント。さらに桐生一馬の役作りについて「まずはオリジナルを知り尽くして、同時にドラマ版ならではの新しい色を加えながら一から作り上げました。桐生一馬が抱える人生の苦難を描き、1955年と2005年という2つの時代の対比を見せることを意識しました。メイクをしてもらったり、ぴったりの衣装を作ってもらったりしながら、徐々に桐生一馬になっていきました」と明かす。また、錦山彰役を演じることが発表された賀来は、「2年前にこの役のオファーを受けたときは、あまりに有名で伝説的なゲームなので、本当は断ろうと思っていました。でも、武(正晴)監督やプロデューサーと話したら、彼らが誰も見たことのない『龍が如く』の新バージョンを作ることにとても強い情熱を燃やしていたので、引き受けることを決めました」とほとんど通訳を挟まず流ちょうな英語で、会場に集まったファン500人に向けて話した。また、1995年と2005年という2つの時間軸が交差しながら物語が描かれていく本作で、10代の少年時代と若くして極道の道を究めた青年を演じ分けた竹内と賀来。賀来は「錦山彰というキャラクターは、外面からは好感が持てる印象ですが、内面は哀しく不幸な人物です。彼はあらゆる複雑な感情を経験しているので、どんな人でもとても親近感がわくと思います」と説明。「1995年と2005年の2つの異なる時代を見れば、彼の違った側面を見ることができると思います。桐生と錦山の関係はいわゆる兄弟分なので、撮影中は2人でたくさん話をしました。どのようにドラマを作るかという話からトレーニングの話まで、たくさん話をして今では本当の兄弟のような関係です」とふり返った。加えて、「龍が如く」スタジオ代表・製作総指揮の横山昌義氏からのビデオメッセージも到着。横山氏は初めて本作を視聴したときをふり返り、「正直言うと、嫉妬心が生まれるくらいの出来だと思いました。僕たちが20年前に考えて作った設定をここまで新しいものにできるんだと、震えるほどの衝撃でした」と告白。主演の竹内と賀来の演技については、「竹内さんと賀来さんの演技は、正直言うと原作の桐生と錦とは全く違います。でも、だから良いんです。僕らが20年前に作り出した桐生一馬というキャラクター自身には何も付け足すところもないと僕は思っているので、ゲームの桐生一馬・錦山彰をどう演じるという世界ではない戦いを彼ら2人はしてくれているんです」と絶賛。さらに「そしてこの2人だけではなくたくさんのキャラクターが出てきます。特に彼らを取り巻く女性キャストの方の演技と存在感は本当に衝撃的なものになっているので、これから発表されるキャストにもご注目いただきたいですし、ぜひ楽しみにしていてください」と締めくくった。Amazon Originalドラマ「龍が如く~Beyond the Game~」(英題:「Like a Dragon: Yakuza」)は10月25日(金)より世界独占配信開始(全6話)。(シネマカフェ編集部)
2024年07月27日現地時間7月26日(金)10時、ポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン2024」にて、ドラマ「ザ・ボーイズ」のパネルイベントが開催された。「ザ・ボーイズ」の特徴の一つと言えば、様々なジャンル作品パロディのような劇中内コンテンツ。イベント序盤は、それらの中から、スターライト「Never Truly Vanish」やAトレイン「Faster」、ヴォート・オン・アイス「Let's Put The Christ Back In Christmas」といった楽曲の生歌ライブが行なわれ、会場が一気に「ザ・ボーイズ」の世界観に染まっていった(Aトレインの曲は演者本人が歌唱!)。ライブ後の高揚感に包まれるなか、司会進行役として登壇したのは、シーズン4に出演していた俳優ジェフリー・ディーン・モーガン。“世界的ブロードウェイ歌手の素晴らしい歌声とめちゃくちゃな歌詞”を称えた後、「この(「ザ・ボーイズ」)ユニバースに参加することができて嬉しい」とドラマ出演の感想を一言。クリエイターのエリック・クリプキを迎えると、ドラマがちょうど5周年を迎えたことについて、リラックスした様子で会話を広げた。そしてお待ちかね、キャストが次々とステージに現れては歓声が上がっていく。まずは、ビリー・ジョエル「We Didn't Start the Fire」をBGMに、ボーイズの面々=ヒューイ役ジャック・クエイド、スターライト役エリン・モリアーティ、キミコ役福原かれん、フレンチー役トメル・カポン、MM役ラズ・アロンソが。続いてボニー・タイラー「ヒーロー」をBGMに、ヒーローたち=ホームランダー役アントニー・スター、Aトレイン役ジェシー・T・アッシャー、ヴィクトリア役クラウディア・ドゥーミット、セイジ役スーザン・ヘイワード、ファイアークラッカー役ヴァロリー・カリー、ブラック・ノワール役ネイサン・ミッチェル、ディープ役チェイス・クロフォードが登場した。そこからは、モーガンが一人ひとりに質問を振っていくインタビューコーナーへと突入。会場がざわついたのは、スターへの「脚本を読んで最も衝撃的だった瞬間は?」という質問。「母乳の……」と言いかけただけで笑いが起こり始め、「みんな落ち着いて~」となだめようとするも、結局はスターも笑いをこらえきれず、例のシーンを一緒に創り上げたカリーも会話に参加。「私たちは一体何をしているのかと思った」と口々に述べていた。また、クリプキは衝撃的な展開においてキャストたちに事前予告などはしないようで、“クールな政治家役”と聞いて話を受けたドゥーミットはシーズン2の脚本を読んだ時にヴィクトリアが能力者であることを知って驚き、一方の福原もシーズン4の台本を読んでキミコが喋れるようになることを知ってびっくりした旨を明かしていた。インタビューコーナーでは、クエイドの発言タイムにアッシャーらがなぜか背後からマイクを差し出すちょっかいを出し、クエイドが「皆ただ座っていてよ!」とぷんすか反抗する場面や、気づくと進行そっちのけで談笑に興じてしまうモーガンをスターが「早く次へ進もう」と急かす場面など和やかに進んでいき、この後に上映されたシーズン4の初公開NG集でも和気藹々とした様子。「ザ・ボーイズ」は笑いの絶えぬ素晴らしいチームであることが伺えた。さて、後半はサプライズの連続が続く。やはりファンたちが気になるのは“この先”の最新情報について。能力者向けの大学を舞台にしたスピンオフドラマ「GEN V」シーズン2の特別予告編(※おそらく仮編集段階のもの)が公開され、前作から登場しているマリー(ジャズ・シンクレア)、エマ(リゼ・ブロードウェイ)、ケイト(マディー・フィリップス)、ジョーダン(デレク・ルー/ロンドン・ソア)、サム(エイサ・ジャーマン)のほか、ディープも登場することが判明すると、会場から「おおお!」と期待のこもったどよめきが起こる。さらに、“新キャストの若手俳優”として紹介を受け(もちろんジョーク)、ソルジャーボーイ役ジェンセン・アクレスがサプライズで登場!口笛や歓声やまず、会場の盛り上がりは最高潮に。まずは「ザ・ボーイズ」で父子を演じているスター、「スーパーナチュラル」で父子を演じたモーガン、そして「スーパーナチュラル」と「ザ・ボーイズ」を手がけるクリプキとハグを交わしたアクレス。その後、彼がシーズン5にレギュラー出演することと、前日譚ドラマ「Vought Rising」の製作決定がアナウンスされた。「Vought Rising」は1950年代ニューヨーク、ソルジャーボーイとストームフロントが主役の物語。同作の詳細情報についてはアクレス自ら紹介し、ソルジャーボーイが主人公ということについて「最高だね!」と喜んでいた。(text:山根由佳/photo:タンスタ未央(Mio Tangstad))
2024年07月27日映画史上最も破天荒なヒーロー、デッドプールとウルヴァリンの活躍を描く『デッドプール&ウルヴァリン』(公開中)で、日本版声優を務めた加瀬康之、山路和弘、佐倉綾音が7月26日(金)、都内で行われた“真夏の激アツ”トークイベントに駆けつけた。全米に先駆け、7月24日(水)に世界最速で封切られ、『デッドプール』シリーズ2作を超える初日記録を打ち立てた本作。今年公開された洋画の中でも、トップのオープニング記録を樹立する好スタートを切っており、デッドプール(演:ライアン・レイノルズ)の声を務める加瀬は、「今年一番アツい映画になればいいなと思います」と喜びの声。「最初からぶっ飛ばしているので、ついていくのが大変(笑)。あのシーン、よくわからなかったなと思ったら、もう1度見てもらえれば」と、リピート鑑賞を勧めていた。加瀬康之、山路和弘別の時間軸を舞台にした『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』以来、デッドプールを演じる加瀬は、「すべてを使い果たさないとできない役なので、終わった後、何週間も何もできなくなる(笑)。ライアンさんも疲れるんじゃないかな」と、疲労困憊の様子だが、「皆さんに面白いものを見てもらいたいという思いで、死ぬまでしのぎ合いですね」と、さらなる活躍に期待を寄せた。一方、こちらも長年にわたり、ウルヴァリン(演:ヒュー・ジャックマン)役を担当する山路は、「主役がこんなにふざけているのに、なんでウルヴァリンは、こんな真面目な演技をしているんだろうって(笑)。でも、びっくりするくらい気合いが入っていて、震えました。泣いてしまった」と、“盟友”ヒュー・ジャックマンの演技を絶賛した。また、ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンの良好な関係性があってこそ、本作が成立したとも力説し「仲の良さがじわじわ来る感じがすごく好き」と思わずニンマリ。負けじと加瀬は「頭から全力疾走しているけど、僕と山路さんの仲の良さで、もっていった部分もある」と、山路との絆をアピールした。佐倉綾音佐倉が演じるカサンドラ・ノヴァ(演:エマ・コリン)は、映画シリーズには初登場するキャラクターで、原作コミックでは、ミュータント絶滅を目論む最凶最悪のヴィランとして知られている。客席の半分以上は、この日が初めての鑑賞という状況だけに、「存在自体がネタバレで」と慎重に言葉を選びながら、「精神攻撃をしかける系のヴィランなんです」と役どころを説明。加瀬も「あの攻撃はやられたくない」と険しい表情を見せた。作品については、佐倉は「現代社会はコンプライアンスが厳しくなったと言われますが、結構言っちゃいけないことが劇場の大音量で流れます。コンプライアンスに従うことは大切ですけど、ここまで発散してくれると爽快ですし、アクションも目が離せない」と魅力をプレゼンしていた。『デッドプール&ウルヴァリン』は公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デッドプール&ウルヴァリン 2024年7月24日より全国にて公開© MARVEL 2024
2024年07月26日第76回カンヌ国際映画祭公式出品の話題作『このろくでもない世界で』より、ソン・ジュンギのオフィシャルインタビューと日本に向けたメッセージ動画が解禁された。本作は、苦しい生活を送る青年が、ソン・ジュンギ演じる裏社会に生きる男と出会い、運命が交錯していく韓国ノワール。2008年に『霜花店(サンファジョム)運命、その愛』でデビューして以来、映画とドラマを行き来し、さらに「ミュージックバンク」をはじめ音楽番組のMCを務めるなど、マルチな才能を発揮してきたソン・ジュンギ。演技の振り幅も大きく、韓国内外でシンドロームを巻き起こした「トキメキ☆成均館スキャンダル」と「太陽の末裔」では、凛々しさと時折見せる子犬のような笑顔でファンのハートをわしづかみ。韓国では年を取っても変わらない美しさを意味する“防腐剤美貌”という言葉を生み出し、出演作は毎回大ヒット。近年の活躍は特に目覚ましく韓国国内のみならず、世界的に話題となる作品への出演が続いており、グローバルスターとしての地位を確立している。日本でも「ヴィンチェンツォ」『ロ・ギワン』「財閥家の末息子~Reborn Rich~」など主演作が続々と配信され、どれも話題を呼んでいる。そんなソン・ジュンギが主演でないにもかかわらず、自ら出演を熱望した作品が本作。出演経緯、そして初のカンヌへの想いを語ってくれた。「別の作品の提案を受けていて、お断りをしたことがあった。その際にどんな作品に出たいのか尋ねられ、『本当に深くて重みのある映画をやってみたい』、と話した。すると『主人公ではないけれど』と渡されたのがこの映画だったんだ」と、作品との出会いを教えてくれた。渡されたシナリオは、本当にヘビーな内容で、脚本を書いた人(キム・チャンフン監督)に興味を持ち、出演を自ら希望したという。ソン・ジュンギが演じたチゴンという役は、地元の犯罪組織のリーダーで、主人公ヨンギュを闇の世界へ迎え入れ導く人物だ。貧困と暴力が蔓延る廃れた町で共に生まれ育ったもの同士、チゴンはヨンギュに過去の自分を重ね、兄弟のような、父子のような関係を築いていく。撮影現場では、監督も主演も新人という環境の中、そこでもヒョン(兄貴)としての責任感を発揮していたようで、「キム・チャンフン監督と主演のホン・サビンはいずれも新人なので、バランスを取らなければいけないという責任感が少なくなかった。しかし、得るものがとても多く、自分にとっては癒される現場だった。本当にいい映画を作りたいという気持ち、映画らしい映画が作られているという確信が持てた。満足度をあげるとしたら93点くらい?心の中では89点くらいの感覚だったが、カンヌまで来たから4点追加!!(笑)俳優にとって最高の贈り物はいい作品に出会うことだという当然の事実を改めて実感した作品だ」と自信をのぞかせる。初めてのカンヌについて話が及ぶと、「正直『まさかカンヌに行けるの?』と思っていた。本当に苦労して撮影した、自分の中でとても大切な作品なので、大きなプレゼントをもらった気分だ。特に未来の巨匠を紹介する、ある視点部門に招待されてとても嬉しい」と喜びを爆発させた。本作をカンヌで初めて観るためにそれまでは控えていたというソン・ジュンギ。カンヌの熱気に満ちた会場で世界の映画ファン等と共にワールドプレミアを終え、「台本を読んで感じた感情よりも深く表現されていて満足している。特に湖のシーンでヨンギュが後ろからチゴンの耳を見つめる表情を見る時、“この台本を読んだ時に感じた感情が合っていたんだな”と確信し、“この映画を選んで良かった”と思った。全てのスタッフと俳優たちに感謝し、この映画が沢山愛されることを願っている」と述べた。そして本作の日本公開を記念して、日本独占のメッセージ動画が到着。ビシッと決めたタキシード姿で「日本の皆さんこんにちは!地方の犯罪組織のリーダーでハードな毎日を送るチゴン役のソン・ジュンギです。日本の皆さんの感想がとても楽しみです。ぜひ映画館にお越しいただき、本作を楽しんでください!この映画を愛して応援してくださってありがとうございます」と本作のキャラクターである裏社会の男・チゴンとは真逆な、いつもの爽やかでやわらかい笑顔でメッセージを送った。『このろくでもない世界で』は7月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:このろくでもない世界で 2024年7月26日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES, HiSTORY ALL RIGHTS RESERVED.
2024年07月23日日本公開が直前に迫った『デッドプール&ウルヴァリン』のワールドプレミアが日本時間7月23日(火)にアメリカ・ニューヨークにて開催。ライアン・レイノルズやヒュー・ジャックマン、エマ・コリンらキャスト、スタッフが参加した。今回のワールドプレミアは中国・上海を皮切りに始まった『デッドプール&ウルヴァリン』ワールドツアーの締めくくり。ニューヨークといえば、アイアンマンやキャプテン・アメリカをはじめ、本作の主役となるデッドプールやウルヴァリンをも生み出したマーベル・コミックスが本社を置く場所。彼らにとっての聖地であり、ホームタウンといえる場所だ。会場となったデイヴィッド・H・コーク劇場には、デッドプールとウルヴァリンをイメージした、レッドとイエローのカーペットやそれぞれのキャラクターの装飾が施され、本作を盛大に盛り上げる。現地にはデッドプールやウルヴァリンのコスチュームに身を包んだ熱狂的なファンも多数駆けつけ、熱気が漂っていた。会場には、破天荒でなんでもアリの“クソ無責任ヒーロー”デッドプール役で、本作の脚本・製作も手掛けるライアン・レイノルズをはじめ、“キレるとヤバい最恐アウトロー”ウルヴァリンとして、7年ぶりに出演を果たすヒュー・ジャックマン。そして、2人に立ちはだかるヴィラン、カサンドラ・ノヴァ役を務める「ザ・クラウン」などで注目を集めたエマ・コリン。『フリー・ガイ』や『リアル・スティール』を手掛け、ライアンやヒューとはプライベートでも仲が良く2人の魅力を熟知している監督、ショーン・レヴィ。ヒュー・ジャックマン&エマ・コリン&ライアン・レイノルズさらにに、マーベル・スタジオの社長にして製作総指揮を務めるケヴィン・ファイギ。『LOGAN/ローガン』でローラ役としてヒューと共演を果たしたダフネ・キーン。そのほかにもゲストとして、ライアン・レイノルズのパートナーである女優ブレイク・ライブリーや、トップモデルのジジ・ハディッド。本作のサウンドトラックにも参加しているアヴリル・ラヴィーン。『スパイダーマン』シリーズなどのジェイコブ・バタロンら豪華な面々も顔を揃えた。ブレイク・ライブリー&ジジ・ハディッド公開を迎えたショーン監督は、プライベートでも良き友人であるライアンやヒューと手掛けたこの作品について、「テーマ(友情)と現実が見事に融合しています。スクリーン外で2人と共有した温かさや楽しさがスクリーンにも反映されたと思います」と自信を覗かせる。さらには「今回のプレスツアーを3人で楽しんでいた時の様子を、みんなにも見てもらいたいほど。ベルリンで自転車に乗ったり、ブラジルでサッカーをしたりして、本当に楽しい時間を過ごしていました」と、各国で開催されたツアーについても笑顔でふり返った。中央がショーン・レヴィ監督本作で、長年「デットプール」シリーズの中で言及してきたウルヴァリンとの共演が実現したことについて、ライアンは「これまでは、いつか(共演が)実現するだろうというくらいだったんですが、本当に夢が叶ったんです。こんなに良い撮影体験をしたことはないし、結果的に想像以上のものができることもあまりないことだと思います。それも、大部分はヒューのおかげなんです。彼は唯一無二のウルヴァリンだし、彼がやることは本当に特別なんです」と、ヒューへの敬意を表現。これに対してヒューは「ライアンは脚本と製作も担当していたし、僕のキャラクターや他のキャラクターを彼自身のキャラクター以上に大事にしてくれました。それにウルヴァリンについて、20年以上もかけて理解できなかった部分を今回やっと理解できた気がするんです」と、ライアンとのコラボレーションによって新たな発見もあったと充実感をにじませた。ライアン・レイノルズ&ヒュー・ジャックマンデットプールやウルヴァリンほか、これまでMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ではなかったキャラクターたちが登場する本作を製作総指揮として舵を握ってきたケヴィン・ファイギは、「最初の数本の『X-MEN』映画は本当に僕にとって重要で、この旅の始まりでした。でも、マーベル・スタジオを始めた時には権利を持っていなかったから、ただのファンとして見ることになると思っていたんです」と吐露。「この作品は始まりに過ぎません。ミュータントがやってくると言ったけど、それはこの映画から始まるんです。今日のショーが始まるのを待ちきれないです。この映画をきっかけに、ミュータントがついにMCUにやってくるんです」と激白、本作がMCUの中でも大きな意味を持つことを改めて強調した。また、本作の公開を待ちわびていたファンに対してヒューは、「24年前に始めた頃からここにいられるのは、みんなのおかげだと思います。みんなの応援や情熱などがなければ、僕たちのキャリアやこの映画も成り立たなかったでしょう。この映画を多くの人に観てほしい、みんなのために作られた映画だから、絶対に楽しんでほしいです」と感謝とともにアピール。すると、「この映画はパーフェクトな体験ができるんです。決して映画の宣伝ではなくて、本当に純粋な楽しさをみんなに提供できると思っています。観客が劇場に行って自分のお金を払って何かを見るとき、その期待に応えるものを届けたいといつも思っています」とライアン。「この映画はR指定だけど、それを利用してさらにキャラクターのリアルな物語を伝えているんです。僕たちが目指したのは、観客が劇場を出るときに『人生で最高の時間を過ごした!』と感じられる映画を作ることだったんです。この作品はそれを実現できたと思うから、(みんなに観てもらうことが)本当に楽しみなんです」と、ファンへ熱いメッセージを送っている。『デッドプール&ウルヴァリン』は7月24日(水)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デッドプール&ウルヴァリン 2024年7月24日より全国にて公開© MARVEL 2024
2024年07月23日名匠ヴィム・ヴェンダースが役所広司を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた『PERFECT DAYS』が、このほど韓国にて公開。ソウルにて行われた特別上映後トークイベントに役所さんとソン・ガンホが登壇。ソン・ガンホが語る本作の魅力や、お互いについてのトークなど、これまで語られたことのない内容が満載となった。それぞれ第75回、第76回のカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した、アジアを代表する名俳優の対談をひと目見ようと会場は超満員。観客から拍手で迎えられ、役所さんとソン・ガンホが登壇した。今回、15年ぶりの来韓となった役所さんは「ソンさんとカンヌ映画祭以来に再会できて幸せです。よろしくお願いいたします」と笑顔。ソン・ガンホは「尊敬する役所さんとトークすることができてこのうえなく光栄です」と互いに挨拶した。役所広司「もし、ポン・ジュノ監督が撮っていたら、平山はソン・ガンホ」本作の感想を求められたソン・ガンホは、「無音の木々の間にさす一筋の光。日本の役所広司という偉大な俳優の微笑。役所さんの俳優としての演技の深み、そして作品が描く、人生の深みというものが計り知れないものだと思いました」と熱を込めて語り、「ありがとうございます」と韓国語で深く礼をする役所さん。役所さんはヴィム・ヴェンダース監督の作品に出演したことについて「(出演を決めたのは)まだ監督にオファーしているタイミングでしたが、すぐにOKが出て、しかも監督のリクエストで長編映画にしたいということで、この映画の旅に出ることになりました」と回顧。「最終的に韓国でソン・ガンホさんと一緒にこの映画を紹介できるとは夢にも思っていませんでした。もしヴィム・ヴェンダース監督ではなくて、ポン・ジュノ監督が撮っていたら、平山はソン・ガンホさんが演じていたのでは…と思いますが、早い者勝ちだったので、幸運でした」と話すと、会場は笑いに包まれた。実際にソン・ガンホは、プライベートで東京を訪問した際に“木漏れ日”を体感し、平山の気持ちを味わったことがあったそう。「天候に恵まれたので、小さな公園を散歩しました。映画と一緒でベンチもあって、皆さんがすごくのどかな雰囲気でお弁当を食べていました。ちょうど空を見上げると、木々の葉っぱの間に日差しが差していて、しばらく私が平山になったつもりになりました」と、東京での思い出を語る。そのほか『PERFECT DAYS』で印象に残っているシーンについては、「どのシーンも美しくて、本当に名場面ですけど、印象的だったのが平山の妹が、姪のニコを迎えに来るシーンです」と回答。「平山の生い立ちが“多分裕福だったんだろうな”とか、“何不自由ない生活をしたんだろうな”というふうに察しました。平山の後ろ姿を見て、少しでも後悔の念を感じているのか、どういった価値観で家族と別れたのかな、などと思いながら。こういうシーンでも平山はすごく控えめな感情で、また暗い中で撮ったシーンなので、すごく印象に残っています。私はそのシーンがこの『PERFECT DAYS』という作品のアイデンティティーを読み取れるシーンなんじゃないかなと思いました」と答えた。ソン・ガンホ「役所さんだけに裏でお話しします」ポン・ジュノ監督に言われた言葉とは…?最小限の台詞で俳優の表情や身体の動きが物語をつくる本作へ、俳優としての質問はあるかと問われると、「名場面はたくさんありますが、ラストシーンは外せないと思います」とソン・ガンホ。「長回しで、平山の顔の寄りで撮っていますが、どういうことを考えながら演じたのか、監督がどういうディレクションをしたのか?ということです。『殺人の追憶』(2003)でラストシーンを撮る前に、ポン・ジュノ監督が数十人のスタッフの前で聞こえる声で指示するのではなく、僕に耳打ちをしたことがあったので、そういうことがあったのか気になりました」と話す。役所さんは「俳優人生のなかで、あれほど自分の顔がスクリーンに大写しになったのは初めてで、目線をそらすこともできず、カメラを見つめなければいけないというのが少し照れ臭かったですね」と吐露。「ト書きには“バックミラーに平山の目に涙が見える、でも悲しそうではない。これから自分が選んだ仕事に向かう”というような詩的な文章が書かれていました。撮影の前に監督に『涙を見せたほうがいいのですよね?』と聞いたら、『泣かなくてもいい。でも泣いた方がいいかな』と言われて、『じゃ、頑張ります』と言って、やりました。本編と同じように『Feeling Good』を流しながらの撮影だったので、歌っているニーナ・シモンの魂が影響していると思いました」と撮影時をふり返った。ちなみに『殺人の追憶』の伝説的なラストシーンでのポン・ジュノ監督からの指示について、ソン・ガンホは「もっと歳月を経てからでないと言えないです。役所さんにだけ、裏でお話しします」と2人の秘密にしていた。役所広司×ソン・ガンホ、お互いの出演作で好きなのは…?役所さんは悩みながら、「初めてソン・ガンホという俳優をみたのが『シュリ』(1999)で、そのあとが『JSA』(2000)で最近の作品もみてますけど、やっぱり『殺人の追憶』(2003)ですね」と回答。「作品も素晴らしかったし、あの田舎者の捜査員がとても一緒には付き合えないような刑事でしたね(笑)作品自体がユーモアもあって緊迫感もあって、少年に両足で飛び蹴りした時には大笑いしました。ソン・ガンホさんはやっぱり実在感があるというか、リアリティがあるというか。ユーモアと、シリアスな部分のギャップの大きさが観客としてはとても魅力的なんです。すごい俳優さんがいるんだなと思っていました」と話す。それに対し、ソン・ガンホは「もったいないお言葉です」と謙遜しつつ、「『PERFECT DAYS』という作品は、本当に役所広司という大俳優の演技の集大成なんじゃないかなと思いました。言葉を発してなくても、映画の深みというんですか、そしてその人物が抱えている苦しみも表現していて、これを役所さんでなかったら、こんな作品は生まれなかったんだろうと思います」とコメント。「僕が一番初めに観たのは『Shall we ダンス?』(1996)、そして『CURE』(1997)、『すばらしき世界』(2021)も…。実は、私の今日の衣装は『孤狼の血』(2018)をイメージしてきました」と、『孤狼の血』で役所さんが演じた警察官の大上を真似てきたと明かすと、役所さんも会場も爆笑することに。続けて「ポン・ジュノ監督と話していたのが、『うなぎ』(1997)で交番に行って自首をするシーンの演技。主人公の苦しみ、または哀れみ、その深さを演じられる俳優というのは、世界に役所さんしかいないんじゃないかなと」と、親交のあるポン・ジュノ監督とも役所さんについて話したことを明かした。日本と韓国でいい交流ができたら…最後の挨拶では、ソン・ガンホが「今の時代の映画は、物語の展開が速く、刺激的じゃないと注目を集められない時代です。そんな時代に、我々にあるべき姿は何か、まず大切な価値は何か、それを立ち止まって考えさせられるという意味で『PERFECT DAYS』は本当に大切な作品だと思います」とコメント。「また、人生というのは完成がないんだという真理を語ってくださったような気がして、本日この場は本当に素敵な時間でした。改めて役所広司さんという俳優さんの偉大さを感じました」というと、隣同士で座る2人が頭を横に近づけてお辞儀。続けて役所さんは「以前ポン・ジュノ監督が、役所広司をキャスティングするならどんなキャラクターにするかを質問されて“年老いた、ダメな漫画のアシスタントで、しょっちゅういじめられている役”とおっしゃっていたそうです。それが実現したら、恐らく漫画家の先生役はソン・ガンホさんで、両足で飛び蹴りされている僕の姿が頭に浮かびました。こうして、ソン・ガンホさんと知り合うことができて、何かもっと映画で日本と韓国がいい交流ができたらいいなと心から思いました。ありがとうございました」と言うと、本日一番の笑いとあたたかな拍手に包まれ、大盛り上がりのイベントが幕を閉じた。『PERFECT DAYS』はロングラン公開中。7月26日(金)よりUHD/Blu-ray/DVD発売。「ヴィム・ヴェンダースパーフェクト・デイズダイアリーズ逆光」は8月9日(金)より発売。価格:4180円(税込)『PERFECT DAYS』UHD/Blu-ray/DVD発売元:ビターズ・エンド販売元・豪華版BOX発売協力:TCエンタテインメント発売協力:スカーレット(シネマカフェ編集部)■関連作品:PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.
2024年07月23日公開9日間で観客動員数200万人、興行収入30億円を記録した『キングダム 大将軍の帰還』がニューヨーク・アジアン映画祭2024にて上映。主演の山崎賢人が素晴らしい演技を披露した俳優に与えられる「The Best from the East Award」を日本人として初受賞。レッドカーペットセレモニーや授賞式、上映後の舞台挨拶に参加した。2002年に創設されたニューヨーク・アジアン映画祭(New York Asian Film Festival/略称NYAFF)は、今年23回目を迎える北米でもっとも由緒あるアジア系映画祭。今年も7月12(金)~7月28日(日)で開催されており、韓国・中国・タイ・フィリピンなどアジアから90作品以上が出品。主流の大ヒット作品からインディペンデント系の奇抜な作品、熱狂的なファンがついているカルト映画など非常に多様で個性的な作品を上映している。ジョニー・トー、ポン・ジュノ、パク・チャヌクなど現代アジア映画の監督たちの作品を推奨した初の北米映画祭として知られている。山崎賢人、初めてのニューヨークを満喫現地時間7月19日には、授賞式の登壇に先駆け、主人公・信を演じた山崎さんが現地入り、ニューヨークを代表する観光名所巡りを行った。最初に訪れたのは、世界三大美術館の1つ、メトロポリタン美術館。観光客が溢れる入り口前の階段に到着すると「ニューヨークに来ました!(ニューヨーク渡航は)初めてです!」と“自身初ニューヨーク”となる今回の訪問に、山崎さんは高揚気味。メトロポリタン美術館その後、緑あふれるセントラルパークに場所を移した山崎さんは、今回のニューヨーク・アジアン映画祭での受賞について「日本だけじゃなく、ニューヨークでも『キングダム』が話題になっているんだ!という嬉しさと驚きを感じます」と本作が海を越えて盛り上がっていることへの喜びを露わにしつつ、明日『キングダム』が現地で初上映されることについて「(現地の方々は)どんな反応をするんだろう?って、すごく楽しみですね!(きっと)『キングダム』の良さは国に関係なく伝わるんだろうな」とその期待を口にした。セントラルパーク最後に山崎さんが訪れたのは、“世界の交差点”ともいわれるタイムズスクエア。様々な人とエンタメが集まり交差する圧巻の光景を目にした山崎さんは「エンタメの1番の街で、『キングダム』が上映されるって、すごいテンションが上がりますね!ここで“ドカン!”と盛り上がってくれたら最高だなって」と率直な想いを露わにした。タイムズスクエア山崎賢人、日本初受賞の快挙「魅力的な熱演」そして現地時間7月20日、レッドカーペットセレモニー直前の山崎さんに心境を伺うと「この(映画祭の)ためにここまで来たので、すごく楽しみです!賞をありがたく頂いてこれからの糧にできるように、『キングダム』チームを代表して受け取りに行きたいです!」と気合十分。本映画祭で上映されるキングダムのチケットは、発売後即SOLD OUTという人気ぶり。「『キングダム』がアメリカで初めて上映となることに、自分自身とてもワクワクしている」と改めてその意気込みを語った。同20日12時、リンカーン・センターで行われたレッドカーペットセレモニーでは多くの海外メディアが集まる中、黒のフォーマルな衣装に身を包んだ山崎さんが登場するやいなや、フラッシュの嵐。沢山のカメラに「Thank you!」と声をかけながら笑顔を向け、最後にはキングダムポーズを決めながらレッドカーペットセレモニーを終えた。上映前に行われた授賞式では、『キングダム』シリーズを牽引してきた山崎さんが「The Best from the East Award」という、日本映画とアジア映画全般における優れた功績を評価する世界の映画とエンターテインメントの展望に多大な貢献をしたアーティストを称える栄誉ある賞を日本人で初めて受賞。受賞理由を、MCでありNYAFFディレクターであるSamuel Jamier(サミュエル・ジャミエ)氏は、「多くの映画やドラマを通じて日本だけでなくアジア全体、そして世界中に数多くのファンを持っていて愛されています。特に『キングダム 大将軍の帰還』は、これまでのシリーズ3作で大ヒットを続け、多くの優れた俳優たちの演技が胸躍る興奮と感動を提供しています。山崎さんは、このシリーズの主役として魅力的な熱演と感動的な演技を披露し、爽快なアクションシーンでも見事なパフォーマンスを見せてくれました」とコメントを寄せ、ステージ上で「童信、素質がありますよ」と王騎将軍の言葉にのせてトロフィーを授与。これを受け、山崎さんは「Hello everyone. My name is Kento Yamazaki. It's great honor to be here today.」(皆さんこんにちは、山崎賢人です。ここに来れてとても光栄です)と、英語で堂々としたスピーチを披露。続けて「今回このような賞をいただけて本当に嬉しく思います。キングダムという作品は自分にとってもすごく大切な作品の1つです。20代の7年間を『キングダム』という作品、信という役と共にもう一つの人生のように生きてきました。1人では、このような賞をいただくこともできなかったと思うので、『キングダム』を愛していただいている皆さんにこの場を借りて感謝を伝えたいです。ありがとうございます!」と、緊張しながらも観客に向かって丁寧に感謝の言葉を述べた。そして、「日本の最高のスタッフ・キャスト、みんなで作り上げたからこそ、この賞をいただけたと思うので、チームを代表してこの賞をいただきたいと思います。(トロフィーが)すごく重いです! 今回初めてニューヨークの皆さんに大スクリーンで『キングダム』を観てもらえること、本当に嬉しく思います。これを機に海を越えてキングダムが皆さんに愛してもらえたら嬉しいです」「Thank you, NewYork!Enjoy Kingdom!」と、飛信隊の隊長さながらに堂々としたスピーチで会場を大いに沸かせた。「信と自分がリンクするところはたくさんある」その後行われた本編上映では、終わった瞬間に観客から割れんばかりの拍手が。感動と熱気に包まれている場内に、主演・信役を務めた山崎さんと本作のプロデューサーである松橋氏が登壇すると会場内のボルテージは最高潮に。そのまま司会のKaren Severns(キャレン・セバンズ/NYAFFプログラマー)と現地の観客からのQ&Aが実施され、「世界中で愛される信の魅力は何だと思いますか?」とMCからの質問に、山崎さんは「まっすぐで嘘がない、気持ちのいい人間だからかなと思います。信からまっすぐな部分や気持ちに影響を受けて自分もそうでありたいと思っていたので、観ていただいた皆さんも信のまっすぐさに心動かされているのかなと思います」と7年間、信を演じてきた山崎さんならではの回答。また、「信というキャラクターを演じる中で、自分自身も成長したと感じる部分はありますか?信から自身は何を学びましたか?」との質問には、「信が天下の大将軍を目指すように自分自身も俳優としてすごい俳優になりたいなという気持ちがあって、信は強くなるために剣の修行をしますが、俳優としてはアクションの練習やできる準備はしっかりするなど、すごく信と自分がリンクするところはたくさんあります」と山崎さん。「そのほかにも、信と嬴政の関係性や信と王騎将軍の関係性と同じように、嬴政を演じた吉沢亮くんとは同世代の友達だけど一緒に俳優として上を目指していく存在、王騎将軍を演じた大沢たかおさんは大先輩でいろんなものを与えてくれる方…、自分自身との関係とも似ていて、素直に信と同じようにまっすぐ向き合うことで信を演じられたのかなと思います」と真摯に応じた。最後に、イベントの感想を聞くと山崎さんは「ニューヨークの皆さんが温かく迎えてくれたので、すごく楽しかったです。日本ではなかなか聞かれないような角度の質問も多くて、また違った角度で自分の中でも『キングダム』の魅力を伝えられたかなと思います。ニューヨークの皆さんに観てもらえて凄く嬉しかったです」と話し、ここまで約7年駆け抜けた本シリーズへの熱い想いを想起させながら、初めてのニューヨークの思い出となった本イベントをふり返った。そして、「『キングダム』は最高に面白いのでニューヨークの皆さんに今日観ていただいて、もっともっと『キングダム』の面白さが広がっていったらいいなと思います」と今後もアジアやニューヨークをはじめとして世界各国で愛されていくことを願いながら、「これだけ心震わされて熱くなれる作品なので是非映画館の大スクリーンで観てほしいし、日本のエンターテインメントの最高峰だと思うので、シンプルに映画館に楽しみにきていただけたらいいなと思います!」と話し、意気込んでいた。『キングダム 大将軍の帰還』は全国にて公開中。※山崎賢人の「崎」は、正しくは「たつさき」(シネマカフェ編集部)■関連作品:キングダム 大将軍の帰還 2024年7月12日より全国にて公開ⓒ原泰久/集英社 ⓒ2024映画「キングダム」製作委員会
2024年07月22日ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』のケルシー・マン監督、ピート・ドクター(エグゼクティブプロデューサー)、マーク・ニールセン(プロデューサー)、そしてキャラクター・アート・ディレクターを務めた村山佳子が来日し、7月18日(木)に都内でスペシャルイベントが開催。日本版声優を務めた大竹しのぶと多部未華子も駆けつけた。人間の頭の中にいる“感情”たちの奮闘を描く『インサイド・ヘッド』(2015年)の続編となる本作。主人公の少女・ライリーが思春期を迎え、より複雑な新たな感情が頭の中に生まれたことから巻き起こる騒動を描き出す。6月に全米をはじめ各国で公開されると、アニメーション史上世界歴代No.1オープニングとなり、これまでピクサーの作品で首位を守ってきた『インクレディブル・ファミリー』の12億4000万ドルを超えるピクサー作品史上最高の世界興行収入を記録している。ピート・ドクター前作の監督であり、今回はエグゼクティブプロデューサーを務めているピート・ドクターは「前作から9年も経ったなんて嘘みたいです」と語り、9年を経て続編を製作することに決めた経緯について「1作目を製作している時は、集中していたので次のことを考えるようなことは一切なかったけど、公開してから、いろんなひとが『自分にとってすごく意味のある作品だ』という話をたくさんしてくれたんです。しばらく経って、このキャラクターたちとこの世界観で、まだ分かち合えるお話があるんじゃないかと感じて、ケルシーに『何かアイディアはないか』と話したところから始まりました」と明かす。村山佳子村山さんは思春期を迎えたライリー、本作から新たに登場するハズカシ、イイナーなどのキャラクターのデザイン監修を務めたが、「ハズカシは一番体格が大きいけど、一番かわいくて思わずハグしたくなる優しい感じを出しました。ライリーは思春期の、子どもでも大人でもない、不思議なちょっと気まずい感じを等身大の13歳で表現できるようにがんばりました。イイナーは、“嫉妬”という感情はかわいいとは言えないので、見ていてカワイイ、好きと思ってもらえるように工夫しました。目にキラキラを入れると“うらやましい”という感情がちょっとポジティブになり、そこで意図せず日本の表現が出ました」と日本のアニメや漫画からの影響にも言及した。ケルシー・マン監督本作で初めて長編作品を手掛けたマン監督は「これは『自分自身を受け止めよう』という話です。(ライリーの)この年齢になると、自意識が強くなり、自分に厳しくなって、外側から自分を批判したり、新しい感情が出てくるし、他人と比べて良くないと思ったり、自分を責めたりもするけど、最終的に自分を愛することを学んでいく――そんな思いを込めました」と作品に込めたメッセージを明かす。大竹しのぶ多部さんと大竹さんは、それぞれ演じたシンパイとカナシミのカラーの衣装で登場! 前作に続いてカナシミを演じた大竹さんは、「あれから9年も経っていたなんて全く思えず…。今回、声を録音した時も、私の中にキチンとカナシミが生き続けていて、それはとても自然なことで、それだけ印象に残っていた映画でした」と本作への強い思いを口にする。ピート・ドクターと久々の再会を果たしたが、「(劇中のライリーの)成長は2年くらいですけど、それくらいの感覚しかないです。人生があっという間に過ぎてしまってカナシイ…(笑)」とカナシミ役ならではの感想も。多部未華子ピートも大竹さんとの再会を喜びつつ、改めて大竹さん、多部さんによる日本語吹替について、「ファンタスティック! 英語版よりいいかもしれないと思うくらいです」と大絶賛!これには大竹さんは「えぇ―(笑)?」と信じられない様子。多部さんは「声を録った日から今日まで、そして公開されてからも“シンパイ”すると思いますけど、褒めていただいたので、ちょっと調子に乗りたいと思います(笑)」とユーモアたっぷりに語っていた。多部さんは、マン監督に本作ならではの製作の裏話・秘話を質問したが、監督は「ピクサーの作品では、“イースターエッグ”と言われるお楽しみを入れることがあるけど、今回の映画では、前作でも人気のあったビンボン(※ライリーの幼少期のイマジナリーフレンド)がよく見たらどこかにいるかも…」と明かす。この日は、多部さんと大竹さんから来日ゲストにキャラクターを彩った九谷焼の皿をプレゼント。一方、マン監督は前日が誕生日だった大竹さんに、カナシミをイメージしたバラの花束と大竹さんのアフレコ収録様子のを描いた“思い出ボール”をサプライズでプレゼント!大竹さんは「誕生日はそんなに嬉しくないんですけど(笑)、こんなに美しいバラいただいて嬉しいです」とニッコリ。大竹さんは「これからもライリーが成長するとともに作っていってほしい」とさらなる続編の製作への期待を口にしていた。『インサイド・ヘッド2』は8月1日(木)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開© 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月18日2023年「第44回青龍映画賞」で、最優秀作品賞など4冠に輝いたクライムアクション『密輸 1970』の公開記念舞台挨拶が7月13日(土)、新宿ピカデリーで行われ、来日中のリュ・スンワン監督と、出演者のチョ・インソンが登壇した。海底に眠る金塊を巡って、騙し合いが繰り広げられた実話に着想を得た本作。1970年代半ば、海洋汚染の影響で、失業の危機に瀕した海女たちが、海底から密輸品を引きあげる仕事を請け負うことに。密輸王、チンピラ、税関らの思惑が入り乱れるなか、海女たちは、人生の再起をかけた大勝負に身を投じる。物語の中心となる海女を、キム・ヘス(『国家が破産する日』)、ヨム・ジョンア(『完璧な他人』「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」)が演じている。チョ・インソンチョ・インソンは、「映画を愛する皆さんと、劇場でお会いできるのが、一番うれしいこと。夏にピッタリの映画なので、涼しく過ごしてもらえれば」と来日の喜びをコメントした。本作では、事業家の顔と、悪徳密輸業者の顔を併せ持つ全国区の密輸王のクォン軍曹を演じている。『モガディシュ 脱出までの14日間』でもタッグを組んでいるリュ・スンワン監督は、「チョ・インソンという傑出した俳優だからこそ成立した役柄。前回もご一緒し、その能力を知っていたので、それをどこまで引き出せるのか考えていた」と全幅の信頼を寄せる。リュ・スンワン監督当初のシナリオでは、クォン軍曹には“別の運命”が用意されていたと言い、「撮影が進むにつれて、現場にいる全員が『彼は生かそう、映画だからいいじゃないか』という結論になった」と回想。さらに、1980年代を舞台に、クォン軍曹がダイヤの密輸で暗躍するという続編の構想も明かした。大谷亮平舞台挨拶には、韓国での活躍でも知られる俳優の大谷亮平がゲスト登壇し、チョ・インソンとリュ・スンワン監督にお祝いの花束をプレゼント。渡韓した際には、韓国語を学ぶために、チョ・インソンの出演ドラマ「春の日」の台詞を暗記していたそうで、「僕にとっては、(作中のキャラクターである)ウンソプさんというイメージも強いです」と対面に感激した様子。「春の日」は日本のドラマ「星の金貨」のリメイクであり、チョ・インソンは「そのようなご縁もあって、ここでお会いできたんじゃないかと思う」と笑顔を見せ、写真撮影の際には、大谷さんにセンターポジションを譲るサービス精神も発揮した。『密輸 1970』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:密輸 1970 2024年7月12日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2023 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & FILMMAKERS R&K. All Rights Reserved.
2024年07月13日人気グループ「Snow Man」のラウールが7月11日(木)、都内で行われた主演作『赤羽骨子のボディガード』の完成披露イベントに出席。「久しぶりに金髪の自分を見て、あっ、ヤンキーじゃないかって思った」と気合いのこもった役作りを自画自賛した。ある事情から100億円の懸賞金をかけられ、殺し屋から狙われる身となった赤羽骨子(出口夏希)。幼なじみの不良・威吹荒邦(ラウールさん)は、骨子のボディガードを引き受けるが、彼に与えられたミッションは、骨子本人にバレることなく彼女を守り抜くこと。しかも、司令塔の染島澄彦(奥平大兼)、骨子の親友で空手家の棘家寧(高橋ひかる)ら、クラスメイト全員が同じく彼女のボディガードだった。『ハニーレモンソーダ』以来3年ぶりの単独主演作で、金髪と白い制服姿のヤンキー不良高校生を熱演。撮影の約1か月前からアクション練習を重ね、ボディガード役に挑んだ。イベントのオープニングでは、ステージ上の階段を下りるタイミングを間違えてしまうハプニングもあったラウールさん。「準備も撮影もめちゃくちゃ楽しかったんですよね。それがスクリーンにそのまま出ている感じがするので、一緒に楽しみましょう」と笑顔でアピールし、役柄については「僕はヤンキーとは、かけ離れた、平和な生活を送っている。ケンカも1回もしたことなくて」と語った。そして、「とんでもなく刺激的で、カラフルな作品になっている。夏休みにテーマパークに遊びに行く感覚で楽しんでほしい」と呼びかけた。ラウールこの日は、イベントの途中から、共演する土屋太鳳がサプライズ参加。スケジュールの都合で、「来られるか分からなかったが、ギリギリ間に合いました」と安どの表情だった。自身が演じる、骨子を敵対視する尽宮正親については、「正親はジェンダーに翻ろうされながら、あがいている女性。努力して、男性になろうとしている」と説明し、「重心を変えながら、日常生活を送っていた」と役作りをふり返った。ラウールさんとも敵対する関係で、両名は激しいアクションを披露。土屋さんは「ラウール君の受け身が素晴らしかったですね。やっぱり、受け身がないとアクションは成り立たないので」とラウールさんのアクションを絶賛していた。土屋太鳳完成披露イベントには、ラウールさん、土屋さんに加えて、出口夏希、奥平大兼、高橋ひかる、倉悠貴、山本千尋、戸塚純貴、鳴海唯、中田青渚、長井短、坂口涼太郎、木村昴、芝大輔(モグライダー)、詩羽(水曜日のカンパネラ)、安斉星来、橘優輝、松岡広大、大久保桜子、有輝(土佐兄弟)、かなで(3時のヒロイン)、工藤美桜、三浦獠太、高橋大翔、遠藤憲一、石川淳一監督(「変な家」)が勢ぞろいした。出口夏希『赤羽骨子のボディガード』は8月2日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:赤羽骨子のボディガード 2024年8月2日より全国にて公開©丹月正光/講談社 ©2024 映画「赤羽骨子のボディガード」製作委員会
2024年07月12日キム・ハヌルとRAIN(ピ)ことチョン・ジフンの共演で贈る、財閥家の秘密と欲望を暴く、今夏最もスキャンダラスなサスペンス「レッド・スワン」。第3話&第4話の配信開始に合わせ、7月2日、韓国・ソウルにて行われた制作記者会見のレポートが到着した。今作は、財閥ファイングループに嫁いだ元トッププロゴルファーと、ある目的を持って彼女のボディガードになった男が、欲にまみれた財閥家の秘密と闇を暴いていく、スキャンダラスなサスペンスストーリー。フォトセッションから始まった会見は、主演のキム・ハヌルとチョン・ジフンのツーショット撮影では、劇中ボディガードを演じるチョン・ジフンが、耳に手をあてインカムで音を聞きながら、キム・ハヌルを守る“ボディガードポーズ”。また、キャスト5人の集合ショットでは、「致命的なポーズをお願い」というMCからの無茶ぶりに全員が戸惑いつつも、各々の「致命的ポーズ」で撮影に応じていた。チョン・ジフン「一度お仕事をして見たいと思っていた」キム・ハヌルに感謝キム・ハヌルが演じるのは、財閥・ファイン家に嫁いだ元プロゴルファーのオ・ワンス。慈善事業財団の理事長も務め、“ファイン家のアイコン”と呼ばれている。「映画『ボディガード』を楽しんでみていた世代なので物語に引き込まれました。巨大な権力が渦巻くファイングループの中心で、事件に巻き込まれたり、死の危険に晒されたりしながらも、優雅さやカリスマ性を失わないよう、踏ん張って演技をしました」とキム・ハヌル。「親善大使の方々の姿をモニタリングして、手の動きや人前に出る時の立ち姿、どんな場面でどんな服を着ているのかを研究しました」と明かしながら、「難しかったのは、ゴルフシーンです」とコメント。「ゴルフの経験はありますが、プロではないので練習をしてもなかなかうまく表現ができませんでした。ゴルフの練習が一番多かったと思いますね」と役作りの苦労を語った。そんなワンスのボディガード、ドユン役を演じるチョン・ジフンは、「若いころからパク(・ホンギュン)監督のファンでした。何度か監督とお仕事をご一緒するチャンスを逃していましたが、今回ついにご一緒することができました。キム・ハヌルさん、ソ・イスク先輩とも、一度お仕事をして見たいと思っていました」と語る。「僕は、セリフが多くないため、何か"インパクトのある一発"が必要でした。そのため演技の先生や発声の先生と相談しながら、声のトーンを低めに定めたり、発声練習をしたりしました」と説明した。MCから「練習したトーンで何か言ってください」というお願いをされたチョン・ジフンは、深みのある低音ボイスで「乞うご期待、レッドスワン」と囁き、早速ドラマの世界に引き込んだ。また、撮影現場での様子については「僕は、目が細いので、浮腫んでしまうと大変なので、撮影の前には30分運動をして、むくみをとってから撮影に臨みました」とニコリ。さらに「僕はこの作品を典型的なロマンスだと捉えていました。そのため、思いつきで演じるのではなく、ハヌルさんが、僕の話に耳を傾けてくれたおかげで、スムーズに進みありがたかったです」と語り、キム・ハヌルに感謝を示した。財閥の“絶対権力者”ミラン役ソ・イスク「撮影の間中、幸せを感じていました」ファイン家の絶対権力者パク・ミランを演じるソ・イスクは、「パク・ミランは、生粋の財閥家の人間です。ニュースを見ていると、財閥家の人のパワハラ話が出てきたり、人間性が欠如している人もいますよね。そういう姿を参考にして、怒りを爆発させたり、人間性が欠如している姿を表現しようとしました」と役作りについて説明。そして「撮影をする中で、ここにいる俳優の皆さんがなぜこれほど人気なのか、肌で感じることができました。特に、主役の2人は、いい形で歳を重ねましたね」とコメント。「作品に入る時の眼差しも良かったですし、何より集中力が素晴らしいと思いました。ワンスがミランの話をじっと座って聞いている姿は、エレガンスでカリスマに溢れていましたし、チョン・ジフンさんは出ずっぱりで大変だろうに、仕事を楽しんでいる姿に感銘を受けました。皆さんと演技をするのは快感で、撮影の間中、幸せを感じていました」と主演の2人を称えた。オ・ワンスの夫で、ファイン家の長男キム・ヨングク役のチョン・ギョウンは、緊張からか、自己紹介で自分が演じた役柄の名前を忘れてしまうハプニング。とはいえ、その後は冷静さを取り戻し、「この場にいることだけでも感無量です。僕のブランクが長く、演技や作品に対する飢えをずっと感じてきました」と明かし、「絶対にやりたい役だったので、監督に頑張ると伝え、撮影に臨みました。役作りの際は、スペインやイタリアの財閥家の人々をイメージしました。髪を伸ばして束ねたり、外見的な工夫をして、演技力の未熟さをカバーしました」と謙遜を入れつつ、コメント。「ヨングクはワンスに対し、心の痛くなる恋をしています。妻を愛しているのに妻は遠ざかっていくし、母はワンスのことを毛嫌いしている。そんな妻と母、僕の関係性をどう表現すればいいか悩んだときは、キム・ハヌルさんが頼りになりました」と感謝した。ヨングクの浮気相手チャン・テラ役のキ・ウンセは、「私は自分が作品を選んだというよりも、選ばれた立場です。躊躇することなく快諾しました。テラは悪女ですが、それだけにとどまらないよう気を遣いました。複雑に絡み合う物語の中で、テラを見ると息抜きができる、そんな役柄です」と役の魅力を紹介した。そして、パク監督は財閥家の家のセットにはこだわったそうで、「奥行きのある空間づくりにこだわりました。シャンデリアを多用しているところは、他の財閥ドラマと差別化できていると思います」と自信を見せた。ロングテイクのアクションに注目「素晴らしい仕上がり」と監督ドラマの最大の見どころが、チョン・ジフンのアクションだ。大柄の体格としなやかさを生かしたダイナミックなアクションは、監督や共演者たちからも好評だったよう。「ラインが生きたアクションを見せたいと思い、アクション監督と相談しながら作り上げました。細切れで撮るのではなく、ロングテイクのアクションを活用しました」とチョン・ジフン。スタントを可能な限り使わないようにしたそうで、その理由について「自分でもできますし、その分対価もいただいているので、自分でやるべきだと思いました。足りないと思えばアドリブを入れることもできますし、自分が楽だったんです。映像を見ると、思ったよりもよく仕上がっていたので、監督の演出力は改めてすごいと思いました」と回答。監督も「ジフンさんは、アクションの経験も豊富で、アイディアも多いので、演出も楽でした」と褒め返し、「素晴らしい仕上がりになっているので、ぜひ楽しんでいただきたいです」と期待を高めた。撮影中、キム・ハヌルも、チョン・ジフンのアクションを楽しみにしていたそうだ。「アクションシーンでは、私は危機に直面した演技をすれば良かったんです。自分を守ってくれるドフンの眼差しを見ると、『私を身を挺して守ってくれるなんて!』と撮影の間もときめきました」と笑顔を見せ、「ジフンさんがどれだけスタントに頼らずやっているのかが気になって、自分の出番がない時にも、撮影現場に行って見学をしたりもしたんですよ」と明かすひと幕も。するとすかさず、隣にいたチョン・ジフンが「毎回うとうとしていたじゃないですか!」とツッコミ。「どこにいるのかと探してみたら、船の上で寝ていたり、室内のどこかで横になって眺めていたり」と暴露されると、苦笑いするキム・ハヌルがキュートだった。キム・ハヌル&ソ・イスクは「セリフでアクションをしている」和やかな記者会見からも感じられる通り、撮影現場も和気藹々としていたようだ。「共演者の方々とも監督とも相性が良かったので、現場が忘れられません。ソ・イスクさんはどんな演技をするのだろう、どんなロマンスが展開されるのだろうと、いつも期待しながら現場に向かいました」とキム・ハヌル。チョン・ジフンは「僕は映画館に行くような気持ちで現場に向かいました。ハヌルさん演じるワンスは、カリスマ性と優雅さに満ちていました。まさしくプロフェッショナルでした。劇中、ハヌルさんとイスク先輩とのやり取りは見どころの一つです。セリフでアクションをしているんですよ。2人のテンポのいいやり取りを見ながら、監督にこう言ったことがあります。"一抜けた"って」と話し、笑いを誘っていた。「レッド・スワン」は毎週水曜日、ディズニープラス スターにて2話ずつ配信中(全10話)。(シネマカフェ編集部)
2024年07月10日アポロ11号の月面着陸の歴史的瞬間の映像は、実は<フェイク>だったのでは?という説をきっかけに誕生した映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』のワールドプレミアが7月8日(現地時間)、ニューヨークで開催。主演・プロデュースを務めたスカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタム、グレッグ・バーランティ監督らが参加した。会場には宇宙を思わせる黒のカーペットが敷かれ、作品のパネルで装飾が施された。1960年代のNASAを舞台に繰り広げられる痛快作の初お披露目とあって、会場には多くのファンが駆けつけ、キャストたちに大きな声援を送る。NASAに雇われたPRマーケティングのプロ、ケリーを演じたスカーレット・ヨハンソンは、スパンコールがあしらわれたセットアップを身に纏い、夫のコリン・ジョストと共に登場。颯爽と車から降りたヨハンソンは、沿道で待つファンの声に笑顔で応え、サインや写真にも丁寧に応じた。本作で共演が実現したチャニング・テイタムについて尋ねられると「チャニングは素晴らしい共演者です。真のプロフェッショナルであり、ゴージャスで、とても好感が持てる人です。彼のようなプロと仕事ができるのはありがたいことですね。毎日ちゃんと現場に来て、仕事に喜びを感じ、優しくて。スタッフも彼のことが大好きです」とテイタムの現場での振る舞いを絶賛。続くテイタムはシックな黒のスーツを身に纏い登場。フォトセッションに応じる中、ヨハンソンが到着するとハグ。NASAの実直な発射責任者コールを演じたテイタムは作品について「もうあまり作られていないような映画です。ロマンティックでユーモラスなシーンもありながら、大きな出来事が舞台となっています」とコメント。「我々の歴史において、とても大きな出来事です。アメリカだけではなく、世界にとってです。月に行くこと、そしてその中で2人が恋に落ちるというのは、なかなか見ることのできない美しいストーリーだと思います」と紹介した。さらには、アメリカ政府の関係者モーを演じたウディ・ハレルソンについて「ウディとは2度目の共演となりますが、まだ彼がシーンでどのように振舞うかわかりません…!本当に、誰にもわからないでしょうね。とても面白い人です」と共演について語った。さらに、夏らしいオフホワイトのスーツで登場したグレッグ・バーランティ監督は作品について「NASAに関する作品がずっと好きでしたし、スカーレット・ヨハンソンのような大スターがすでに製作と主演を務めていて、チャニングが興味を示しているような脚本を自分が担当するなんて思ってもみませんでした」と語る。「私はただ、その時代のハートとソウルを持った映画のトーンにしただけです。観客全員が楽しめますし、ストーリーもオリジナルです。一生に一度のチャンスだと思いました。(周囲の)天才的な才能に恵まれていましたから、私の仕事は楽なものでした。正直なところ、彼らが優秀すぎて、選択肢や可能性が多すぎたほどです」と改めて感謝をコメントした。“もし全世界が目撃した月面着陸の映像が偽物だったら?”というアイデアから着想を得て生まれた本作。完全オリジナル脚本に惚れ込み主演、プロデュースを務めたヨハンソンは最後に「この映画が、今まで見たことのない何かを探している人々にとって、この夏の気分を晴らすような作品になることを願っています」とコメントした。『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』は7月19日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン 2024年7月19日より全国にて公開
2024年07月09日火曜ドラマ「西園寺さんは家事をしない」第1話特別試写会&制作発表会見が7月3日、都内にて行われ、主演の松本若菜、共演の松村北斗らが勢ぞろいした。劇中でシングルファーザーを演じる松村さんの娘・ルカ役の倉田瑛茉は、会見の最初から最後まで松村さんにべったり。松村さんも常々顔を近づけてみたり、膝の上に乗せたりと、すっかりパパの顔。目じりを下げっぱなしの松村さんに、松本さんは「デレデレだから(笑)」と微笑み、この日、藤井隆とともに司会を務めた野呂佳代からも「イチャイチャがすごいんですけど!」と突っ込まれていた。倉田瑛茉「西園寺さんは家事をしない」は「ホタルノヒカリ」などを手掛けたひうらさとるによる同名コミックのドラマ化。徹底して家事をしないバリキャリの主人公・西園寺一妃(松本さん)と年下の訳ありシングルファーザー・楠見俊直(松村さん)&その娘による、風変わりな同居生活が描かれる。偽家族となった彼らを通して、「幸せって何? 家族って何?」を考えるハートフルラブコメディとなっている。松本若菜倉田さんの存在しかり、主演の松本さんが醸す穏やかなムードからも、現場はとてもよい雰囲気だという話で盛り上がる。初共演となった松本さん&松村さん。第一印象を聞かれると、松本さんは「ぴったりすぎて…! 初めて共演なのと初めてお会いするのもあったので“ほっくん”と呼ばせてもらっているんです。けど役が入って、たまに“くっすん”となっちゃって(笑)。最近は“くっすん”と呼んでいます」と朗らかに明かした。松村北斗父親役は初めてではない松村さんだが、本ドラマに臨むにあたって改めていろいろ学んだという。「当時調べたことも生きていますし、原作から学ぶことも(多い)。育児に向き合う時間は今までなかったので、勉強になったことも。一番肌で感じるのは、こうやって瑛茉ちゃんが積極的に一緒に時間を過ごしてくれて、毎日一歩ずつ深くなっていくというか。特に育児をされている方には、より解像度高く深い作品だと日々感じています」と、作品と役に丁寧に寄り添っていた。そのほか、制作発表会見には津田健次郎、横田真悠、濱田マリ、塚本高史が出席した。火曜ドラマ「西園寺さんは家事をしない」は7月9日(火)22時より放送スタート。(シネマカフェ編集部)
2024年07月06日映画『先生の白い嘘』公開初日舞台挨拶が7月5日(金)、都内劇場にて行われ、主演の奈緒、共演の猪狩蒼弥、三吉彩花、風間俊介、三木康一郎監督が登壇した。本作において、インティマシーコーディネーターの起用をしなかったことが物議をかもしていたが、舞台挨拶の前にはプロデューサーが本件について謝罪し、舞台挨拶では三木監督も謝罪したほか、奈緒さんはじめ登壇したキャスト全員が思いのたけを実直に語った。冒頭、プロデューサーより製作委員会からのコメントが読み上げられた。「昨日、本作では、出演者から要望があったインティマシーコーディネーターを入れずに撮影をしたという内容のインタビュー記事が掲載されました。本作の制作にあたり、出演者側からインティマシーコーディネーター起用の要望を受け、制作チームで検討いたしましたが、撮影当時は日本での事例も少なく、 出演者、事務所や監督と話し合い、第三者を介さず直接コミュニケーションをとって撮影するという選択をいたしました。インティマシーシーンの撮影時は、絵コンテによる事前説明を行い、撮影カメラマンは女性が務め、男性スタッフが退出するなど細心の注意を払い、不安があれば女性プロデューサーや女性スタッフが本音を伺いますとお話をしていたので、配慮ができていると判断しておりました。しかしながら、この度、様々なご意見、ご批判をいただいたことを受け、これまで私どもの認識が誤っていたことをここにご報告を申し上げるとともに、制作時に一同配慮が十分ではなかったことに対し、深く反省をしております。本作を楽しみにお待ちいただいているお客様、原作の鳥飼茜先生、出演者、スタッフの皆様に不快な思いをさせてしまったことを心よりお詫び申し上げます」舞台挨拶のためにキャストと三木監督が登壇すると、最初に三木監督が頭を下げた。「今回、私の不用意な発言により皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことをこの場を借りて謝罪したいと思います。本当に申し訳ありませんでした。さらに、関係者スタッフキャスト、彼らにも大きな大きな苦しみを与えてしまったこと、この場で謝罪したいと思います。本当に申し訳ありませんでした。さらに、原作の鳥飼茜先生、ものすごくこの作品に尽力していただいたにも関わらず、裏切るような形になってしまい本当に申し訳ありませんでした。最後に、このような状況でもこの場にお集まりいただいた皆さん、感謝しかございません。本当に、本当にありがとうございました」謝罪が続いた後、一言挨拶で奈緒さんがしゃべり出したが、その張り詰めた空気をほぐすように、奈緒さんはときに微笑みも浮かべながら自分の気持ちを語ってくれた。「今日ここに来るまでに、すごくいろいろな葛藤がありました。鳥飼先生と話さなくてはという気持ちが昨日からすごくあったので、許されることかわからなかったんですけど、自己判断で直接ご連絡を取りお会いしてお話して。それまで自分がここでどうやって立ったらいいかと思っていたんですが、鳥飼さんとも話して、原作にすごく支えられていた部分が映画を作っているときに大きかったので、少しでも皆さんが、今日来る選択をしていただいて、観ていただいてちょっとでも原作が伝わったり、そういうことにつながればうれしいなと」「初日を迎えて、いろいろな複雑な思いが正直あります。けど先生とも話して感じたのは、この作品が観たときに、一つの映画としてとても力強い映画になっていると感じました。なので、現場のみんなで乗り越えた大変なシーンを思い出しながら、形になったんだと、すごくすごくうれしかったです。自分が思っていた以上にうれしい気持ちになりました。今日も一人だったら絶対心細かったし、三木さんと二人でも心細かったけど、風間さん、三吉ちゃん、猪狩くんがいてくれて。(観客の)皆さんのお顔を見れて、すごくうれしい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます」猪狩さんは、奈緒さんと撮影に入る前に会話した印象的な内容を打ち明ける。「映画の撮影に入る前。奈緒さんと二人でお話する機会があって。僕は”演技わからないんです”という感じが若干あったんです。奈緒さんが”この作品を撮り終わったとき、また猪狩くんが演技やりたいと思ってくれたら、それが一番だよ”と言ってくれて。僕ちゃんと言えていなかったんですけど、演技また本当にやりたいです。楽しかったです」と猪狩さんが奈緒さんの目を真っすぐに見て伝えると、思わず奈緒さんは涙を浮かべ「ありがとう」と返していた。三吉さんも、奈緒さんの座長としてのたたずまいを称えた。「本当にこの作品は奈緒ちゃんがとても真摯に向き合って、しんどいシーンも多かったと思います。間近で現場でも見ていて、こんなにも役ではあるけど、すごくリアルに感じて。リアルにお芝居していく姿を横で見てとても勇気ももらいました。奈緒ちゃんが座長で本当によかったとずっと感じていました。この作品がみんなにとっても、奈緒ちゃんにとっても報われる、一人でも多くの方に届く作品になったらうれしいです。温かい言葉を彼女には向けられたらと思います」と三吉さんは心を込めた。風間さんは「この作品が誰かの希望になったり、誰かの明日をかえるような作品になれば幸せです。この作品で皆さんが思われたことは、映画を作った者たちが覚悟を持って、責任を伴う作品だと、全員が思って臨みました。思ったことがあったら矛を自分に向けないでください。映画を作った我々に責任はあると思っています」と引き締まった表情でコメントした。そして、舞台挨拶中には、原作者・鳥飼茜氏からのコメントもMCによって読み上げられ、「原作者として丸投げしてしまったこの責任を強く感じるにいたり、反省した」と語り、「現実でも虚構でも、彼女(奈緒さん)は誠実そのものでした。感謝していますし、彼女が望むなら、たくさんの人にその素晴らしさを見てもらいわかっていただければ私自身反省をしたもので、これ以上のことはありません」とコメントした。最後に奈緒さんは「私自身、原作にほれ込み作品に出演することを自分で決めました。やり取りがあり、すれ違いがあったのも事実です。当人同士の問題として、権力に屈することは一切なく、対等な話し合い、(対等な)関係で監督とも話をしました。言いたいことは伝えました。その上で、現場でちょっと不十分だと思う部分が正直ありました。対等な現場ではあったので、そこは皆さんご安心して、皆さん心配してくださっている声も届いていますので大丈夫ですとお伝えしたいです」と呼びかけた。『先生の白い嘘』は累計発行部数100万部を突破した、鳥飼茜による同名原作の実写映画化。主人公である高校教師・原美鈴(奈緒さん)が抱える「自らの性に対する矛盾した感情」や、男女間に存在する「性の格差」に向き合う姿を描く。映画『先生の白い嘘』は全国公開中。鳥飼茜コメント全文漫画が映像化することは、基本的には光栄なことだ。それでも自分は自分の描いた作品に無責任すぎたのかもしれないと思う。作品は作品で描いた人、撮った人、演じた人の個人とは無関係に評価されるべきか。そういう性質なものもあっていいと思う。ただ、自分はこの漫画を描くとき、確かに憤っていたのだ。一人の人間として、一人の友人として、隣人として、何かできることはないかと強い感情を持って描いたのだ。それがある意味特別で、貴重な動機づけだった。今あんな情動を持てない。性被害に対し、何を言えるのか。私たちはどんな立場なのか。どんな状況でもそれを明らかにできる場合にしか明け渡してはいけない作品だったと思う。こんな原作がなんぼのもんじゃと言われるかもしれないが、なんぼのもんじゃと私だけは言ってはいけなかったと思う。自分だけは、自分のかつての若い”生もの”の憤りを守り倒さねばならなかった。撮影に際して、参加する役者さんからスタッフにいたるまで、この物語が表現しようとしているすべてに、個人的な恐怖心や圧力を感じることはないかどうか、性的シーン、暴力シーンが続く中で、彼ら全員が抑圧される箇所がないかどうか。漫画で線と文字で表現する以上の壮絶さがともなうはずだったことに、私は原作者としてノータッチの姿勢を貫いてしまった。原作者として丸投げしてしまったこの責任を強く感じるにいたり、反省した。後だしで大変恐縮ではあったが、センシティブなシーンの撮影についても、事細かに説明を求め、おろしてもらった。説明を聞き、一応のところ安心はしたものの、やはりあらゆる意味で遅すぎたし甘かったと思う。わかりようがないとはいえ、もっともっと強く懸念して、念入りに共通確認をとりながら繊細に進めなくてはいけない。そういう原作だった。これは昨年、私が記した所信です。文章は公開はしませんでしたが、去年の時点での私の考えでした。今公開を迎えるにあたり、このたびの発言がよくない意味で注目されていることを私は何とも心苦しく思っている。なぜなら、何かこの作品で誰かに嫌な気持ちを起こすようなことがあれば、私にもその責任があると、すでにこのように去年の私は記していたからです。こういう場合、みな一様に”言葉には気をつけなければならなかった””本当に配慮が足りなかった””配慮に欠けていた”と反省されます。ただ、私が感じる問題はそうではない。問題は最初から信念を強く持ち合わせていなかったことではないでしょうか。私も出版社も含め、製作した者たちがあらゆる忖度に負けない信念を、首尾一貫して強く持たなかったことを反省すべきだったのではないか。このことを私が今、私自身に痛感しています。冒頭で言ったように、最大限の配慮や共通理解を徹底して作るべき作品であること。それを映画製作側へ、都度働きかけることを私が途中で諦めてしまったことを猛省したのは、主演の奈緒さんの態度に心を打たれたからです。個人的な感想ですが、この映画製作において、一番強かったのは奈緒さんです。彼女はこの騒動で誰よりも先駆けて私に謝罪をされました。現場で一番厳しい場面と素晴らしい場面に誠実に対峙した、奈緒さんが、です。心遣いに感心したと同時に謝罪なんて必要ないよと心から申し訳なく思いました。何より、映画の中の主人公としての演技が素晴らしかったのです。現実でも虚構でも、彼女は誠実そのものでした。感謝していますし、彼女が望むなら、たくさんの人にその素晴らしさを見てもらいわかっていただければ私自身反省をしたもので、これ以上のことはありません。【訂正のお知らせ】7月5日(金)21:23に掲載致しました『先生の白い嘘』初日舞台挨拶 鳥飼茜先生コメントについて7月5日(金)21:23に掲載致しました『先生の白い嘘』初日舞台挨拶レポート内の鳥飼茜先生コメント全文につきまして、会見音声データの聞き取りに一部誤りがございました。当該箇所「御社は公開はしませんでしたが」の部分を、「文章は公開はしませんでしたが」に訂正させていただきます。読者の皆様、ご関係者の皆様に誤解を与えてしまったことをお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。(シネマカフェ編集部)■関連作品:先生の白い嘘 2024年7月5日より全国劇場&3面ライブスクリーンにて公開©2024「先生の白い嘘」製作委員会©鳥飼茜/講談社
2024年07月05日ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンをはじめとした豪華キャスト&スタッフが集結し、『デッドプール&ウルヴァリン』のプロモーションとしてワールドツアーが始動。まずは、アジア(中国・韓国)でのプレミアイベントが開催された。まず、7月2日の中国・上海の上海フィルムアートセンターで行われたファンイベントを皮切りに、ワールドツアーはスタート。巨大なデッドプール像が出迎える会場には最新作公開を待ち望む中国全土から熱量の高いファンたちが集い、サイリウムをもってウェーブをするなど大盛り上がり。そこへ本作の脚本・製作も手掛けるウェイド・ウィルソン/デッドプール役のライアン・レイノルズ、ローガン/ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマン、ショーン・レヴィ監督が手を振り笑顔で登壇すると、悲鳴ともいえるほどの歓声が!トークパートでは、監督の熱い想いや、物語を牽引する2大ヒーローを演じたライアンとヒューが肩を組み熱い友情を語り合うなど熱いトークが展開され、会場内は熱気に包まれた。最後にファンたちと共に記念写真を撮影し、中国ファンイベントは大盛況のなか終了した。そして、7月4日には韓国・ソウルのチャンチュンアリーナにて韓国ファンイベントが開催。中国からそのまま足を運んだライアン、ヒュー、レヴィ監督が、待ちわびた2,000人の韓国ファンの前に登場。全身デッドプールやウルヴァリンのスーツで本格仮装をするなど熱のこもったファンたちに大熱狂で迎えられた3人は、レッドカーペットをゆっくり進みながら、たっぷりと40分の時間をかけてハイタッチやサイン、セルフィー撮影を行う神対応のファンサで、ファンたちとのひと時を楽しんだ。その後ステージ上では、最新作にまつわるQ&Aが行われ、プライベートでも親交が深いライアンとヒューの息ぴったりのトークが繰り広げられ、出会って17年育んできた“愛”をファンの前でお披露目した。互いを愛らしいと思った瞬間を問われたヒューは「僕がライアン(デッドプール)に何度も何度も繰り返しパンチを浴びせるシーンの撮影でも、彼は泣きながら“それでも君を愛している”って言うんです。そのとき確信したんです。この愛は本物だって(笑)」と、ライアンからの深い愛を感じたエピソードを披露。負けずとライアンも「ヒュー(ウルヴァリン)の首を切り落とそうとした翌日の晩、彼は僕と一緒に夕飯を共にしてくれました。その時に確信しましたね、これは愛だって(笑)」と満面の笑みでコメント。物語の中では度々ぶつかるキャラクターを演じる2人だが、壮絶な撮影の後でも変わらず仲良く過ごしていた模様だ。そんな2人を愛らしいと感じた瞬間についてレヴィ監督は「デッドプールの赤、ウルヴァリンの黄色のスーツを着て、2人が目の前に現れた時、“ああ、僕はこの2人を愛している”って心から思いました。目の前に本当のヒーローが現れたようなものでしたから」とコメント。念願叶い、目の前に人気ヒーロー、デッドプールとウルヴァリンが揃った感動の瞬間をふり返った。その後もユーモアをたっぷりと交えながら、3人の愉快な掛け合いが展開。ライアンが「4歳の娘は僕のことより、彼(ヒュー)のことがずっとずっと好きなんです。彼女はウルヴァリンに完全に心を奪われています」と明かし、「真夜中に起きてきてさ、『ねえ、ウルヴァリンは来るの?』って僕に聞くんですよ」と可愛らしいエピソードを語ると、ヒューが夜中でも(ウルヴァリンの)爪をつけてライアンファミリーのもとに駆け付けた話を披露し、17年来の親友ならでは熱いトークをみせた。仲睦まじい彼らのステージを、目を輝かせ見守るファンたち。最後にヒューが「僕たちの演じている役をみなさんが25年もの間、ずっと支持してくれてきた。みなさんが今回の映画も大好きになってくれることを願っています。この映画に参加したすべての人々に対しても僕にとってもこの映画は誇りに思えるものになりました。あなたたちもきっと大好きになってくれると思います」と熱くコメント。ライアンが「今回こうして、この映画をお見せすることができて、胸がワクワクしていますよ。この映画を作るのに、約6年間を費やしましたから、いままで僕が関わってきた映画の中でも最も誇りに思える1本です」とそれぞれメッセージを贈る。集まったファンをバックにセルフィー撮影も行われ、大興奮の韓国ファンイベントは幕を閉じた。ワールドツアーでも息ぴったりの雰囲気を見せたライアンとヒューは、並々ならぬ思いで本作に挑んだ様子だ。『デッドプール&ウルヴァリン』は7月24日(水)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デッドプール&ウルヴァリン 2024年7月24日より全国にて公開© MARVEL 2024
2024年07月05日Netflixシリーズ「地面師たち」の完成報告会が7月4日(木)、都内で行われ、主演を務める綾野剛と豊川悦司、共演の北村一輝、小池栄子、ピエール瀧、大根仁監督が出席した。実際に起きた詐欺事件をもとにした新庄耕の小説を全7話のドラマシリーズで映像化。不動産売買を餌に、100億円規模の金を騙し取る詐欺師集団“地面師”による前代未聞の事件をスリリングに描く。綾野さんが演じるのは、“交渉役”として地面師詐欺の道に踏み込む主人公・辻本拓海。「前代未聞のシリーズものが、日本に誕生した」と誇らしく語り、「騙す側、騙される側がどう生き、どう滅びるのか。フィクションとノンフィクションの狭間で、覗いてはいけないものを、みんなで見つめ、エンターテインメントとして昇華させた作品なので、ぜひ受け取ってもらえれば」とアピールした。綾野剛そんな綾野さんの自信あふれるコメントに、豊川さんも「掛け値なしに、素晴らしいエンターテインメントに仕上がった」と納得の表情。巨額詐欺を率いる大物地面師・ハリソン山中を演じた豊川さんは、印象的なシーンとして、物語の序盤で、綾野さん演じる主人公を、詐欺グループに誘う場面を挙げ「クランクインして、2日目くらいかな。現場の緊張感もすごくあって、とても素晴らしいシーンが撮れた」とふり返った。豊川悦司このコメントに、今度は綾野さんが「あのシーンは、豊川さんの瞳に吸い込まれた」と即座に反応。なりすまし犯をキャスティングする“手配師”の麗子役の小池さんも、「ハリソンと10秒以上、目を合わせていたら、もう、やられそう(笑)。圧倒的な存在感で、役者人生でも味わったことのない恐怖でした」と惚れ惚れしていた。小池栄子作品にちなんだ「もしも100億円が手に入ったら、どう使うか?」という質問に、綾野さんは「シリーズものを3本作りたいですね。1本33億円くらいで」と大きな野望。「今回もそうですけど、新しい物語をちゃんと生んで、作品ファーストで、プラットホームで発信していくのは、とても魅力的」と、今回の経験に大きな刺激を受けた様子だ。豊川さんが「個人で使い切れる金額じゃないし、じゃあ、僕もシリーズものを作りたい」と語ると、綾野さんは「じゃあ、6本になりますね!」と夢を広げていた。豊川悦司&綾野剛“情報屋”竹下役の北村さんは、「大人の作品」だと本作を絶賛。また、司会者から「最近は、ネトフリ俳優と呼ばれることも」と紹介された“法律屋”後藤役のピエール瀧さんは、「それ言い始めたのは多分、大根さん」と苦笑い。大根監督は「正確には、ネトフリ“専属”俳優」と付け加え、笑いを誘った。その大根監督は、脚本も手がけており「脚本を書いている段階から、地面師グループは、ここにいる皆さんが浮かんでいて、第一候補。こうして見事に揃った5人は、えも知れぬ迫力と魅力を持っている」とキャスティングに大満足。「世界配信に恥じない大傑作だと思っております!“騙された”と思って見てほしい」と作品の出来ばえにも、確かな自信を示していた。Netflixシリーズ「地面師たち」は7月25日(木)全7話一挙配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年07月05日ティーンの友情や恋愛、そして性的同意について描き、昨年の第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリを受賞した映画『HOW TO HAVE SEX』公開を記念し、モデルの小谷実由とマルチクリエイターのYUUKIをゲストに迎えたトーク付き特別試写会が行われた。本作はティーンの青春の夏休みを、思いやりを込めた視点で活き活きと表現し、痛いほどに共感できる爽快で、心動かされる物語。ジェーン・カンピオン監督から「映画界の新しい声」と評されたモリー・マニング・ウォーカーが監督・脚本をつとめた。事前に作品を鑑賞したという小谷さんとYUUKIさん。感想を尋ねられると「最初はタイトルに面を食らって今日のお仕事を受けるかを迷ったくらいだったんですが、予告編を見ても掴みきれなくてどうしても気になって。ドキドキしながら本編を見たんですけど、タイトル通りのストーリーもありますが、大きく見ると対人関係の映画だなと思いました」と小谷さん。「青春のよくあるキラキラ、美しいほうではなくて、苦いほうで。自分に同じような経験があるわけではないけど、昔の自分を思い出させられるような苦さを感じました」というYUUKIさんは「年代によっても印象が違ういい映画だなと感じました」と、それぞれの視点から感想を語る。3人のやりとりは「終始、痛いくらいわかる」ティーンの人間関係や心の機微を精細に描いた本作。小谷さんは「(主人公たち)3人のやりとりに終始、痛いくらいわかる~!という感じで。ちょっとした気まずさとか、なんとなくまわりから圧力をかけられている感じとか、そういうちょっとした違和感は知ってるな、と苦しさを感じましたね」と明かす。YUUKIさんも「友達関係の空気感を壊さないように3人それぞれが気をつかっている」と語り、「なかでも(主人公の)タラは初めての経験に対する極端なくらいの憧れがあったと思うけど、それに対する印象が最初と最後で全く違うんだなって感じて。憧れや焦りからくる、自分でも制御できないくらいの高揚感があったからこその落差を実感しているんだなと。性のことに限らず若いころの未経験のことに対する憧れと現実の差に直面した時の感情に共感しました」と自身の経験と重ねながら明かした。また、主人公たち親友3人組の女性キャラクターについても話が及ぶ。「タラはみんなでわいわいしているのも楽しいけど、ちょっと疲れて1人になったときに見せる表情が本当の姿なんだろうなと。それからついつい辛辣なことを言ってしまうスカイは誰にでもちょっとずついるタイプ」と小谷さんは分析。すると、スカイについて「でも彼女のようなタイプのよかれと思ってやってくるおせっかいのおかげで一歩踏み出せることも確かにある」とYUUKIさん。「そこに(タラと)価値観の似ている優しいエムが出てきて救われる。3人の絶妙なバランス」と話した。同調圧力の「描き方がめちゃくちゃリアル」一方で、彼女たちの視点から映る男性の描かれ方について、小谷さんが「男性側も描くのは必要なこと。全編を通して気まずくなりたくない、楽しい場に水を差したくないと(男女問わず)みんなが思っていてリアルだなと思いました。それが空気に流されるというか同調圧力につながることにもなるのかな」と指摘すれば、YUUKIさんは「劇中に出てくる男性は自分の悪くないほうにスルスルと逃げていくけど、男性は男性で自信がないからなんだと思う。でも女性も自信のないところがあるから、流れを全員で作ってしまう。その描き方がめちゃくちゃリアルでした」と、その現実味を指摘する。ほかにも印象的な音楽について「絶え間なく重低音の音楽が流れていると深く考えられなくなっちゃうのかなって。音が空気感を作る役割にもなっている」(小谷)、「大音量の音楽があるからこそ静寂が主人公の迷いや葛藤を強調する対比として効いている」(YUUKI)と解説し、賛否両論のラストについて議論が交わされるなど、白熱したトークが続き、あっという間にイベントは終了の時刻に。最後に、観客に向けて「映画の感想を話すことは理解を深めるいい時間になるので家族や友人に勧めて、また観た後に話してみてもらえたら」と小谷さん。「観る人によって感想が違うだろうし、1人で抱えられないくらいの色んな気持ちが湧いてくる映画だと思うので、みんなで語ってみてほしい」とYUUKIさんもメッセージを送っていた。『HOW TO HAVE SEX』は7月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:HOW TO HAVE SEX 2024年7月19日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©BALLOONHEAVEN, CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE 2023
2024年07月04日東京ディズニーリゾート・パートナーホテル「浦安ブライトンホテル東京ベイ」の中国料理「花閒」では、ランチ帯で本格中国料理を楽しめる「“美食家たちのマルシェ”オーダーバイキング」を実施している。この「“美食家たちのマルシェ”オーダーバイキング」は、鮮やかな広東王道の前菜、イベリコ豚の肉団子と九条葱の蒸しスープ、2種の実をブレンドしたプレミアム杏仁豆腐などのプリフィックスのメニューに加え、カラフルトマトの黒酢酢豚、鱧と海老の馬来醤炒め、前菜・スープ・点心・海鮮類・肉類・野菜・豆腐類・麺・飯類など、約30種類の本格中国料理を好きなだけ頼めるというもの。オーダーは全てテーブル上のタッチパネルで行い、オーダー後に調理された出来立てを毎回楽しめる。兵事実の料金は、大人6,500円・小人(7歳~12歳)3,000円・幼児(4歳~6歳)2,000円となっている。浦安ブライトンホテル東京ベイは、JR新浦安駅直結、舞浜駅まで1駅3分の東京ディズニーリゾート・パートナーホテル。客室数は189室で、家族・グループ向け、カップル向けまで、それぞれのコンセプトを持ったバリエーション豊富な客室を用意。レストランは洋食・和食・中国料理・鉄板焼と全7店舗を直営。そのほか、プールやエステ施設を備えたリフレッシュクラブ「ジーナス」を運営。婚礼では「みんなの、「よかった」のために。」をコンセプトに、おふたりに合った結婚式を提案している。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(シネマカフェ編集部)
2024年07月04日木曜劇場「ギークス~警察署の変人たち~」制作発表が7月4日(木)、都内にて行われ、主演の松岡茉優、共演の田中みな実、滝沢カレンらが出席した。サプライズで主題歌を担当した「サンボマスター」が登場すると、松岡さん&田中さん&滝沢さんは手を取り合って大はしゃぎ。感想を伝えようとした滝沢さんに関しては、感極まって思わず号泣してしまうも、松岡さん&田中さんがしっかりと支え名トリオの片りんを見せていた。「ギークス~警察署の変人たち~」は頭は切れるのに人間関係に難アリなノー残業をモットーとする警察署勤務の3人の“ギーク”が、腕と好奇心とほんの少しの正義感で、定時までに事件を解決する痛快エンターテインメントドラマ。松岡さんは、優れた記憶力を持ち、物事の細部を即座に把握できる高い証拠分析能力の持ち主である主人公・西条唯を演じる。松岡茉優松岡さんは、「今期のドラマの中でも、きっと一番ゆるいドラマに仕上がっています。晩酌しながら見ていただければ」と言いながら、「皆さまが素晴らしい人柄とお仕事で、撮影はとても楽しかったです。サブタイトルが“警察署の変人たち”ですけど、いい意味で皆さんちょっとずつ変人なんです。変人感を少しでも見ていただけたらうれしいです」とアピールする。松岡さんら3名はオフの日でも3人集まってごはんに行くくらい、本撮影を通して仲良くなったという。松岡さんは「回し食べ、台詞合わせもできる」と声を弾ませた。田中みな実田中さんは、「得意分野をマスターできるなら誰の能力がほしい?」という記者からの質問に、「松岡茉優の集中力。すごく高くて。どれだけ朝早くて夜遅くても台詞は完璧に入っていますし。一緒にやっていて気付かないけど、放送を見て緻密なお芝居のすごさに気づかされることがとてもたくさんあった。その技術を少しずつ盗みたいです」と告白。松岡さんは「恥ずかしいよ」と頭をかいた。さらに田中さんは、「カレンちゃんの純粋さも。純度がとても高くて、能力ということにならないかもだけど…」というと、すかさず松岡さんが「才能ですよね」と言い、「私のクランクアップの日、私が泣いてないのにカレンちゃんがすごく泣いてくださって。“茉優が泣いてないのに”と言ったみな実さんも泣いていて(笑)。2人とも目が真っ赤でうれしいな、愛してるよと思ってました」と語っていた。「ギークス~警察署の変人たち~」制作発表そのほか、制作発表には中村蒼、白洲迅、泉澤祐希が出席した。木曜劇場「ギークス~警察署の変人たち~」は7月4日(木)22時よりフジテレビ系にて放送スタート、初回15分拡大。(シネマカフェ編集部)
2024年07月04日東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」には、ディズニー映画『アナと雪の女王』の世界を舞台にしたエリア「フローズンキングダム」が誕生した。この「フローズンキングダム」は、魔法の力を隠し続けてきたエルサがその雪や氷を操る力をありのままに受け入れ、「真実の愛」で魔法を自由に操ることができるようになった、映画が幕を閉じた後の幸せな世界。暖かさを取り戻し祝福ムードに包まれたアレンデール王国となっている。建物には、ローズマリング(ノルウェーの装飾フォークアート)や氷の幾何学模様のデザインが散りばめられ、『アナと雪の女王』の世界へと誘う。同エリアのアトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」では、ボートに乗り映画に登場する数々の名曲を楽しみつつ、アナとエルサの心温まる物語をたどっていく。アレンデール城の中で食事を楽しめるレストラン「アレンデール・ロイヤルバンケット」や、オーケンが経営する陽気な「オーケンのオーケーフード」を訪れることもできる。アトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」では、「雪だるまつくろう」や「生まれてはじめて」、「とびら開けて」など映画の名曲に合わせて旅をする。劇中でエルサが向かったノースマウンテンでは、エルサが「レット・イット・ゴー~ありのままで~」を歌い、魔法の力で氷の宮殿が築き上げられ、「アナとエルサのフローズンジャーニー」では、冒険と「真実の愛」がおりなす物語を楽しめるようになっている。レストラン「アレンデール・ロイヤルバンケット」は、アレンデール城の中にある、約570席のカウンターサービスのレストラン。ダイニングエリアとして開放された城の部屋で食事を楽しめるほか、店内には映画に登場するキャラクターたちに関する本やキャラクターたちをモデルにした美術品、また「生まれてはじめて」が歌われたシーンに登場する数々の絵画が飾られており、エルサの戴冠式のパーティーが開かれた大広間で食事をすることもできる。そして、祝宴(バンケット)の食事として用意されたメニュー「アレンデールロイヤルセット」をいただける。前菜からデザートまで、バンケットホールで執り行われる祝宴の料理をバスケットに盛り込んだセットを、映画の世界が感じられる空間で楽しめるのだ。また、小規模フード店舗「オーケンのオーケーフード」では、北欧名物の“カルダモンロール”をアレンジした「オーケンのフッフーブレッド」を提供。食べ歩きにもぴったりなメニューとなっている。「ファンタジースプリングス」は、「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」をテーマとしており、ディズニー映画を題材とした3つのエリアである「フローズンキングダム」(『アナと雪の女王』をテーマとしたエリア)、「ラプンツェルの森」(『塔の上のラプンツェル』をテーマとしたエリア)、「ピーターパンのネバーランド」(『ピーター・パン』をテーマとしたエリア)と、1つのディズニーホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」で構成。6月6日に開業した。※「ファンタジースプリングス」の楽しみ方は、公式サイトの最新情報を確認のこと。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)■関連作品:アナと雪の女王2 2019年11月22日より日米同時公開Ⓒ2019 Disney. All Rights Reserved
2024年07月03日東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」には、ディズニー映画『ピーター・パン』の世界を舞台にしたエリア「ピーターパンのネバーランド」が誕生した。映画『ピーター・パン』の世界が広がる「ピーターパンのネバーランド」を訪れたゲストは、楽しいことが大好きで冒険心いっぱいの元気な子どもたちの集団=ロストキッズの一員に。アトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」ではロストキッズの一員となったゲストは、ピーターパンやティンカーベルとともにフック船長と海賊たちからジョンを救出するネバーランドを舞台にした壮大な冒険の旅に出ることになる。一方、ネバーランドの妖精の谷「ピクシー・ホロウ」にあるアトラクション「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」では、ティンカーベルが作った楽しい乗りものを体験できる。そしてロストキッズが作ったレストラン「ルックアウト・クックアウト」では、美味しい軽食も楽しめる。アトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」では、フック船長と海賊たちにジョンが誘拐されたことをピーターパンから知らされたゲストは、ボートに乗り込み冒険へと旅立つことに。ティンカーベルが妖精の粉をボートにかけるとゲストは空に舞い上がり、その旅の途中ではウェンディやマイケル、人魚たちやタイガー・リリーなど、映画に登場するキャラクターたちも続々と登場する。やがて旅を進めていくとフック船長の船「ジョリー・ロジャー号」が見え、ピーターパンたちと海賊との戦いが始まり、ジョンを助け出すため壮大な冒険が繰り広げられる。「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」は、ティンカーベルが作った乗りもの=ビジーバギーに乗り、妖精の谷の四季をめぐる。実はビジーバギーの乗り場は荷物の配送センターになっており、ゲストは妖精の谷の四季をめぐりながら、ティンカーベルの配送の手伝いをすることに。アトラクションの入口をくぐると花やキノコ、絵の具やかじられたチーズなど全てのものが大きくなり、ゲストは自分たちが小さいサイズになって妖精たちが住む世界に入り込んだことが分かるようになっている。レストラン「ルックアウト・クックアウト」は、約200席のカウンターサービスのレストランで、ロストキッズによって作られた隠れ家だ。難破してネバーランドに漂着した船の残骸や漂流物などが建物の材料として使われており、店内にはパジャマやハンモックなど、ロストキッズが普段使っているものもたくさん。ここではチキンテンダー、海藻フリッター、バナナチップス、シュリンプチップスなどの様々なメニューが入った「ロストキッズスナックボックス」や、上に乗った星を溶かすとティンカーベルがまとう妖精の粉“ピクシーダスト”をイメージした銀箔の砂糖が出てくる「ピクシーダストソーダ」などをいただける。また、船のような見た目のポップコーンワゴンでは、東京ディズニーリゾートに初登場となるローストビーフ味のポップコーンを販売している。「ファンタジースプリングス」は、「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」をテーマとしており、ディズニー映画を題材とした3つのエリアである「フローズンキングダム」(『アナと雪の女王』をテーマとしたエリア)、「ラプンツェルの森」(『塔の上のラプンツェル』をテーマとしたエリア)、「ピーターパンのネバーランド」(『ピーター・パン』をテーマとしたエリア)と、1つのディズニーホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」で構成。6月6日に開業した。※「ファンタジースプリングス」の楽しみ方は、公式サイトの最新情報を確認のこと。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年07月03日東京ディズニーリゾート・パートナーホテル「浦安ブライトンホテル東京ベイ」のビュッフェレストラン「カシュカシュ」では、多彩なメニューが楽しめる「平日ディナー ネオ・ビストロ・ビュッフェ」を提供中だ。今年の春に店内改装を終えリニューアルオープンしたビュッフェレストラン「カシュカシュ」では、「平日ディナー ネオ・ビストロ・ビュッフェ」を提供中。ゲスト満足度の高い「伝統のローストビーフ」をはじめ、あつあつのオーブン料理「黒豚とビーフのチーズハンバーグ デミトマトソース」や「グリルポークと野菜のイタリアンロースト サルサヴェルデ」のほか、平日ディナー限定で“鉄板”シーフード料理「海老とクリームチーズのクレープ仕立て」もいただける。まるで暑い夏を吹き飛ばすような食べ応えあるメニューがズラリと並び、好きなものを好きなだけ楽しめる。また、土日祝ディナー限定では、“鉄板”シーフード料理「帆立貝柱と茄子のグラタン仕立て」が登場する。バラエティー豊かなスイーツコーナーもあり、「マンゴーココナッツムース」や「白桃ティラミス」が夏の彩りを加えており、こちらも好きなものを好きなだけいただける。浦安ブライトンホテル東京ベイ、レストラン「カシュカシュ」の「ネオ・ビストロ・ビュッフェ」は、~8月31日(土)の期間開催。料金は大人 6,500円~、7~12歳 4,000円~、4~6歳 2,500円~。3歳以下は無料、ソフトドリンクバー付。浦安ブライトンホテル東京ベイは、JR新浦安駅直結、舞浜駅まで1駅3分の東京ディズニーリゾート・パートナーホテル。客室数は189室で、家族・グループ向け、カップル向けまで、それぞれのコンセプトを持ったバリエーション豊富な客室を用意。レストランは洋食・和食・中国料理・鉄板焼と全7店舗を直営。そのほか、プールやエステ施設を備えたリフレッシュクラブ「ジーナス」を運営。婚礼では「みんなの、「よかった」のために。」をコンセプトに、おふたりに合った結婚式を提案している。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(シネマカフェ編集部)
2024年07月03日ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』吹替版の完成披露試写会が7月2日(火)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。上映前に行われた舞台挨拶には、前作から続投で“カナシミ”の日本版声優を務める大竹しのぶ、本作から新たに登場する大人の感情“シンパイ”役の多部未華子、同じく初登場する大人の感情“ハズカシ”役のマヂカルラブリー村上、子どもの頃からライリーの幸せを見守る“ヨロコビ”役の小清水亜美、そして、前作から成長した主人公で、頑張り屋さんの女の子・ライリー役を務める横溝菜帆が出席。各キャラクターのイメージカラーを基調にした衣装で、ファンの前に登場した。大竹さんは「ちょっと大人になった主人公のライリーの新しい感情が大暴れして、とっても楽しい映画」とアピール。劇中には、ライリーの成長とともに、出番が減る“ヨロコビ”の姿も描かれており、「感情が増える分、悲しいことも増えるんだなと思う。だからこそ、喜びをもっともっと増やさないといけない。皆さんの心が、“ヨロコビ”でいっぱいになることを祈っています」とファンに呼びかけた。自身は「悲しみって、実はあんまりなくて。悲しいことはすぐ忘れちゃう」そうで、「今日もインタビューを受けて、前作のこと2年前だと思っていたら、もう9年前だって。時間があっと言う間に過ぎるのは、悲しい(笑)」とあっけらかんと笑顔。“カナシミ”というキャラクターは、「存在が体の中にあって、懐かしい気持ち。また出会えて、うれしくて、うれしくて」と“ヨロコビ”爆発だった。一方、多部さんは「梅雨明けの暑さが“シンパイ”。これ、8月はどうなっちゃうのかな」と不安を吐露。小清水さんは、「すごくプレッシャーがあった」と起用が決まった際の本心を明かした。また、マヂラブ村上さんは、ライリーに共感する部分もあると言い「僕はアメリカの少女なのかもしれないという結論に至った」と笑いを誘った。ライリー役の横溝さんは、本作を「気持ちが楽になる、人生のお守りになるような素敵な映画」だと語り、「複雑な感情が増えるのは、思春期ならでは。ライリーと今の自分に、重なるものもあり、自分の感情を見つめ直し、向き合うきっかけになった」と話していた。誰の脳内にも広がる“感情たち”の世界を舞台に、少女の多感な感情をイマジネーション溢れる映像で表現し、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『インサイド・ヘッド』の続編。思春期を迎えた少女・ライリーに新たな感情たちである“シンパイ”、“イイナー”、“ダリィ”、“ハズカシ”が現れ、思わぬ感情の嵐が巻き起こる。すでに全米をはじめ、各国で封切られており、『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー3』を超えて、アニメーション映画史上最速で全世界興収が10億ドルを突破している。『インサイド・ヘッド2』は8月1日(木)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月02日東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」には、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』の世界を舞台にしたエリア「ラプンツェルの森」が誕生した。この「ラプンツェルの森」に足を踏み入れると、長い髪のプリンセス、ラプンツェルが小さい頃から暮らしていた塔がそびえ、ゲストを映画の世界に誘う。ここには世界のディズニーテーマパークで初めてライドに乗車してラプンツェルの物語を楽しめるアトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」と、映画に登場する愉快な荒くれ者たちの酒場をテーマにしたレストラン「スナグリーダックリング」が新たに誕生した。アトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」は、年に一度のランタンフェスティバルへと向かうロマンティックな水流ボートの旅で、フリン・ライダーと出会って「今までで最高の日」を迎えたラプンツェルの物語を追っていくというもの。ボートに乗ったゲストはラプンツェルが暮らす塔に向けて進み、塔の窓辺から身を乗り出しながら「自由への扉」を歌うラプンツェルと、その様子を眺めるフリン・ライダーを目撃する。やがて塔を抜け出したラプンツェルが映画に登場する様々な場所でフリン・ライダーと仲を深めていくシーンをめぐると、ゲストはランタンが夜空に浮かびあがる様子を目にする。その先では、ラプンツェルとフリン・ライダーが「輝く未来」を歌い、ゲストは夜空いっぱいに広がる無数のランタンの灯りに包まれ、ロマンティックなひとときを楽しめるようになっている。レストラン「スナグリーダックリング」は、約620席のカウンターサービスのレストランで、映画の中でラプンツェルが酒場の荒くれ者たちと友だちになった場所だ。アヒルをイメージした黄色のバンズに、荒くれ者たちが好みそうなジューシーなパテとソーセージがサンドされた「ダックリングドリームチーズバーガー」や、映画の中のラプンツェルの言葉「いつまでも幸せに暮らしました」から着想を得たネーミングのデザート「スウィーツエバーアフター(レモン&ストロベリー)」などをいただける。このデザートは、映画の中でラプンツェルが身を守る道具として使ったフライパンをイメージした容器に盛り付けられ、映画の世界を感じながら楽しめる。「ファンタジースプリングス」は、「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」をテーマとしており、ディズニー映画を題材とした3つのエリアである「フローズンキングダム」(『アナと雪の女王』をテーマとしたエリア)、「ラプンツェルの森」(『塔の上のラプンツェル』をテーマとしたエリア)、「ピーターパンのネバーランド」(『ピーター・パン』をテーマとしたエリア)と、1つのディズニーホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」で構成。6月6日に開業した。※「ファンタジースプリングス」の楽しみ方は、公式サイトの最新情報を確認のこと。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)■関連作品:塔の上のラプンツェル 2011年3月12日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
2024年07月02日「青島くんはいじわる」の制作発表記者会見が行われ、主演の渡辺翔太(Snow Man)と中村アンが浴衣姿で登場。ドラマ初共演ながら、キュンシーンの撮影を重ねるうちに一気に距離感が縮まった2人は、会見でも終始息の合った掛け合いを披露し、会場を沸かせた。本作は、恋愛に興味のない青島瑞樹(渡辺さん)と、恋愛から離脱した葛木雪乃(中村さん)の小さな嘘から始まる年の差協定恋愛を描く物語。本作には、毎話必ずキュンシーンが登場するということで、それぞれが思う青島と雪乃のキュンポイントを語る場面が。渡辺さんは「僕個人的には雪乃さんのような年上のバリキャリがすごく好みですね。責任をもって仕事に向き合う姿が、キュンというかかっこいいなぁと思います」と笑顔。中村さんは、「年齢を重ねるほどに臆病になりがちな年上女子からすると、青島くんは勢いがあって、まっすぐストレートにグイグイくるところが魅力だと思います」とコメント。これに渡辺さんは、「青島は恋愛に鈍感だから、意図せずそんな風にできるのかな?」と言うと、中村さんも「あ、そうかも!」思わず納得。さらに渡辺さんが、「最初は緊張が勝っていたんですが、距離感がバグッたことにより、今はキュンシーンの撮影前ほど2人でふざけています」と明かすと、中村さんも「確かにずっとふざけてるよね!そういう雰囲気で撮影したキュンシーンがどんな感じになっているか私たちも楽しみなんです」と放送が待ち遠しい様子。撮影を重ねて変化したお互いの印象についても、「アンさんは僕が自由にしゃべってもうまくフォローしてくださるし、最後はちゃんと締めてくださる。そして、とにかくかまってくれるので、キュンキュンしています」、「渡辺くんはふざけている時もあるんですけど、心に熱いものをもった男性なんだなというところも垣間見られて、いろんな顔を持っているんだなという部分にキュンとします」と答えた。また会見では、事前に視聴者から募集していた“2人にやってもらいたいお願いごと”を実現するというスペシャル企画も実施。「年下男性を励ます言葉をお願いします」という短冊を選んだ中村さんは「なんとかなる!」とビシッとひと言。すると「…僕はもうひと言欲しいですけど。『なんとかならない時だってあるんですよ!』って言われたらどうするんですか?」とツッコんだ渡辺さんだが、「なんとかしよ!」と言う中村さんに「圧を感じました(笑)」とあっさり撤退。一方、「キュン台詞を言ってください」を選んだ渡辺さんが、「君は僕のもの」と言い、「キュンとしませんか?しかもたまたま主題歌のタイトルで…7月31日発売ってことも言っちゃいます(笑)」と宣伝。さらに、2人への願いごとを選ぶことになった渡辺さんは、「アンさんが普段ノリノリでやらないことをやらせようと思って選びました」と、「2人で手でハートを作ってください」と書かれた短冊をセレクト。ハートを作る中村さんの口数が増えていき、「しゃべって照れを隠していますね」と冷静に指摘する渡辺さんに翻弄されて赤面する姿に、会場は大盛り上がりとなった。なお、初回放送に先駆け、本日から公式グッズのネット先行販売がスタートした。「青島くんはいじわる」は7月6日より毎週土曜日23時~テレビ朝日系にて放送(※初回拡大スペシャル)。(シネマカフェ編集部)
2024年07月02日TBS系日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」第1話プレミアム試写会&舞台挨拶が7月2日(火)に都内にて行われ、主演の二宮和也、共演の竹内涼真らが勢ぞろいした。この日、第1話のゲスト出演したチェ・ジウがサプライズで登壇し、二宮さんたちも大喜びで迎えていた。ジウさんは13年ぶりの日本ドラマ出演となったが、「実は最初すごく緊張していたんです。皆さんが楽しくしてくださって、ほぐれた気がします」と変わらぬチャーミングなスマイルを見せた。チェ・ジウ二宮さんは「ありがたいっす!」と言い、ジウさんの印象については「単純に、かわいいなって」と一言。ジウさんが照れて二宮さんの肩をポンポンとすると、「やだ!」とうれしそうに笑顔を向けた二宮さんは、「柔和なオフのとき、お芝居のときの強くなる芯が生まれる瞬間が如実に感じられて、いいなって思います。すごく今恵まれた現場にいるんだなって」とかみしめていた。二宮和也「ブラックペアン シーズン2」は2018年4月期に放送された「ブラックペアン」の6年ぶりの続編で、シーズン1から6年後が舞台となる。東城大学医学部付属病院の病院長となった佐伯清剛(内野聖陽)は、心臓外科に特化した新病院の開業計画を進めていた。佐伯は心臓血管外科医の世良雅志(竹内さん)と、世界的天才外科医・天城雪彦(二宮さん)を探す。ようやく会えた彼は、6年前に東城大を去った渡海征司郎と瓜二つの男だが、天城は医療界ではディアブル(悪魔)と呼ばれ、人も金をももてあそぶ外科医だった。竹内涼真二宮さんはシーズン1で演じた渡海征司郎とは異なる主人公・天城を演じている。「僕だけが変わっているところが今回は一つの要なんです。天城先生が自由奔放に、天真爛漫に思った通りに動くのが大事だなと思っていたので、そうやらせてもらいました」と撮影をふり返った二宮さん。それでも共演陣からは、たまに渡海がよぎる瞬間があるという声が上がった。小泉孝太郎小泉孝太郎は、「まったく別人ですけど天城先生を眺めていると渡海と重なるわけです。ぞくぞくもするし、渡海は冷たいけど天城はチャーミングな風が吹いている。そこを感じられるシーンは、快感です。天城と対峙するけど、どこか渡海が出てくるときありませんか?」と振ると、竹内さんも「ありますね」とうなずく。内野聖陽二宮さん自身も「…あります」とニヤリとした。内野さんは、「でも確実にやわらかく優しい感じなので、違う。今回はやさしい悪魔」と、二宮さんのなりきりぶりで盛り上がっていた。そのほか、舞台挨拶には葵わかな、キム・ムジュンが登壇した。TBS系日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」は7月7日(日)21時より放送スタート、初回25分拡大。(シネマカフェ編集部)
2024年07月02日映画史上最も破天荒なヒーロー、デッドプールとウルヴァリンの活躍を描くアクション・エンターテインメント超大作『デッドプール&ウルヴァリン』の公開に先駆け、全長7.5mの巨大デッドプールが完成。このデップートラックのお披露目を兼ねて、7月1日、大阪天王寺公園エントランスエリア“てんしば”で、巨大デップートラックの出発式が開催。イベントには、M-1王者「ミルクボーイ」、そして同期で同じくM-1王者の「トレンディエンジェル」が参加した。2組は、デッドプールとウルヴァリンのTシャツをそれぞれコンビで着用して登場。このTシャツの組み分けはデッドプールとウルヴァリンの関係性を表したもの。デッドプールが“ボケ”、ウルヴァリンが“ツッコミ”でまさに漫才コンビのような2人の関係にちなみ、「ミルクボーイ」駒場さん&「トレンディエンジェル」斎藤さんがデッドプールTシャツを、「ミルクボーイ」内海さん&「トレンディエンジェル」たかしさんがウルヴァリンTシャツを着用した。ステージの背後には全長7.5m・高さ約2.5mもの日本最大級のデッドプールが鎮座。巨大デッドプールを見た斎藤さんは「質感がスゴイですよね!」、内海さんは「細かいですね~」とその大きさと作り込みに圧倒された様子。実はこのデップートラックは前作でも制作されたが、今回は日本最大級のアドトラックとしてさらにパワーアップして再制作され、前日の夜中に完成したばかり。斎藤さんは「うまくデッドプールらしさを再現できてますよね!」と驚嘆の様子。ヒーローらしからぬ肘をつき横たわるデッドプールのポーズに対し、駒場さんは「この舐めた感じ…ヒーローやのに、こんな寝ころんだヒーロー見たことない!でも、これがデッドプールのいい所ですよね」と、デッドプールの破天荒なキャラクター像を説明した。デッドプール愛が止まらない!その魅力をトークさらに斎藤さんも「これでちゃんと強いですからね!日本人に馴染みのある日本刀を二刀流でバッサバッサと切って、しかも不死身なんですよ!アクションも最高で!」とデッドプールの魅力を語り始めると、駒場さんも「ふざけてると思ったらちゃんとカッコイイんですよ!」と止まらない様子でデップー愛があふれだす。すると、たかしさんが「いえいえ!ウルヴァリンもなんといてもアウトローですから!」と本作のもう1人のメインキャラクター、“キレるとヤバい最恐アウトロー”ウルヴァリンの存在もアピール。内海さんが「ウルヴァリンがとデッドプールが混ざるっていうのがすごいですよね!」と話し始めると、「性格真逆ですからね」(斎藤さん)、「映画でどうなるのかが本当に楽しみですね!」(内海さん)と全員でデッドプールとウルヴァリンの本作での絡みについて期待しているようだった。デッドプールは映画史上、最も破天荒なヒーロー。そして戦う理由は超自己中心的、毒舌&テキトーで、だけど誰より仲間思いな一面もあり、憎めない唯一無二のキャラクター。改めてデッドプールの魅力を聞かれた斎藤さんは「適当だけど締めるところは締めるというところは見習いたいところです」と話し、内海さんは「映画の中でどれぐらいボケんねんというぐらいボケ数がすごく多いですよね!」、駒場さんは「こっちに喋りかけてくるシーンがおもしろいですよね!見てて参加している気持ちになりますよね」と好きなポイントを語り、それぞれのデップー愛を明かしてくれた。アベンジャーズとの絡みも!?「期待しちゃいますよね」実は、「ミルクボーイ」の2人は昨年同じマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品である『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の大阪イベントでアントマンにちなんだ“アント漫才”を披露したことが。本作でついに、デッドプールがアベンジャーズのいるMCUに参加することについて内海さんは「これから絡みがどうなるんでしょうね!」、斎藤さんも「予告にでっかいアントマンが映っていましたし期待しちゃいますよね」とこれからのシリーズ展開への期待を語る。この夏イチバン過激なアクション・エンターテイメントとして、日本を席巻するだろう本作。斎藤さんは「デッドプールの笑いとウルヴァリンがそれをどう締めてくるかという2人の化学反応と今後どうなっていくのか、他のキャラクターとどう絡んでいくのかということに期待しています」と話し、続いて駒場さんは「僕らの漫才みたいに真面目だと思ったら真面目じゃなかったり、のラリーが見ものかなと思います」とその公開を待ちきれない様子で期待を語っていた。なお、関西で制作されたこのデップートラックは、イベント会場であるここ天王寺公園てんしばを出発し、約1か月をかけて全国様々なエリアを回り相方・ウルヴァリンを探す旅に出発する。『デッドプール&ウルヴァリン』は7月24日(水)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デッドプール&ウルヴァリン 2024年7月24日より全国にて公開© MARVEL 2024
2024年07月02日東京ディズニーリゾート内の商業施設イクスピアリでは「ファンタジースプリングス」をテーマにした展示会、「ファンタジースプリングス ニューチャプター・ビギンズ展」を開催中だ。同展示会の見どころは大きく分けて4つあり、東京ディズニーシー誕生からこれまでの軌跡を紹介するほか、「ファンタジースプリングス」のグランドオープンに向け実際に使用された模型やコンセプトアート、キャストのコスチュームなども展示。そして「ファンタジースプリングス」に込められた想いやストーリーの数々も楽しめる展示構成となっている。エントランスを抜けた最初の「東京ディズニーシー誕生の物語」では、海をテーマにした世界でたったひとつのディズニーテーマパーク、東京ディズニーシー誕生までのあゆみをたっぷりと紹介。エリア構想時のコンセプトアートや秘蔵写真、建設当時の映像とともにふり返り、各テーマポートの美しい風景を集めたアルバムも鑑賞することができる。続く「『ファンタジースプリングス』に込められた物語」では、「ファンタジースプリングス」にはどのような物語が込められているのか、“泉の精霊”がもたらすディズニーファンタジーの世界を紹介。新エリアのモチーフになっているディズニー映画『ピーター・パン』『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』の名シーンや「ファンタジースプリングス」の実写映像を交え、3面スクリーンに映像を投影。正面に加え、両側面に映像を投影することでゲストはイマーシブな体験を楽しめる構成だ。また、「『ファンタジースプリングス』グランドオープンまでの道のり」では、「ファンタジースプリングス」グランドオープンまでの道のりを支えた人々の思いや情熱を映像展示を通じて紹介するほか、「『ファンタジースプリングス』模型やコスチュームの展示」では、ディズニー映画を題材とした3つのエリアと、「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」を紹介。1/25スケールの巨大なエリア模型、世界観を演出する小道具、キャストコスチュームなどを見ることができる。なお、6月22日より、新たにジョリー・ロジャー号の模型が追加展示されている。ジョリー・ロジャー号の模型はファンタジースプリングスのグランドオープンを記念して、ウォルト・ディズニー・カンパニーから株式会社オリエンタルランドに贈られたもの(2024年6月6日に贈呈式実施)。ジョリー・ロジャー号は、ディズニーのクラシックアニメーション映画『ピーター・パン』に登場するフック船長の海賊船で、ファンタジースプリングスの「ピーターパンの ネバーランド」の中でひときわ目立つ存在だ。本展示会でしか見ることのできない貴重な模型だろう。「ファンタジースプリングス ニューチャプター・ビギンズ展」で、“魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界”に込められた思い、そこで紡がれるストーリーの数々を巡る旅に出かけてみて。■「ファンタジースプリングス ニューチャプター・ビギンズ展」開催期間:~9月30日(月)会場:「イクスピアリ」2F トレイル&トラック入場料(税込):大人18才以上1,300円中人(中学・高校生)12~17才1,000円小人(幼児・小学生)4~11才700円※3才以下無料※障がいのある方向け(税込)大人 1,000円/中人 800円/小人 600円※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年07月01日東京ディズニーリゾートでは、7月2日(火)より夏のイベントが開幕する。その本格スタートを前にメディア向けプレビューが開催された。まず東京ディズニーランドのパレードルートでは、ディズニー映画『ベイマックス』に登場するケア・ロボットのベイマックスによる散水プログラム、「ベイマックスのミッション・クールダウン」を今年も開催!暑さによって低下したゲストの“エナジーレベル”を上昇させるミッションを任ったベイマックスが、涼しいミストを撒きながらケアが必要なエリアを探索。ゲストの“エナジーレベル”が著しく低下しているエリアを検知するとフロートが停まり水が放たれるが、今年は各フロートの後方に水を搭載したトレーラーが追加され、散水量がアップ!そのスケールアップしたびしょ濡れ具合に、パレードルートも大いに盛り上がった。ベイマックスが夏の暑さからゲストを守るために繰り広げる散水プログラム「ベイマックスのミッション・クールダウン」は、東京ディズニーランドのパレードルートで公演。公演時間は約35分(1日3回公演)で、フロート数は2台。公演期間は9月18日(水)までだ。この期間「夏の東京ディズニーリゾート」では、夏らしくびしょ濡れになって楽しめる様々なプログラムや、新作グッズやメニューなどが登場する。東京ディズニーリゾートで特別な夏の思い出を作ってみて!※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年07月01日「チェンソーマン」で知られる漫画家・藤本タツキ氏の読み切り作品を劇場アニメ化した『ルックバック』の公開記念舞台挨拶が6月29日(土)、新宿バルト9で行われ、本作で声優初挑戦を果たした河合優実(藤野役)と吉田美月喜(京本役)、押山清高監督が出席した。原作漫画は、コミック配信サイト「ジャンプ+」で2021年7月に発表され、初日で閲覧数250万以上を記録。ひたむきに漫画を作り続ける、藤野と京本という2人の少女の姿をみずみずしく描きながらも、やがて起きる悲劇を、強烈でリアルな筆致で描き出し、著名なクリエイターたちをはじめ、多くの漫画ファンの注目を集めた。河合さんは「この作品が、声優初挑戦で良かった」と強い思い入れ。初アフレコについては、「普段よりも、ミッションをクリアしようという気持ちで取り組んだ」と言い、大声で叫ぶシーンでは「何度かトライしていたんですけど、音響監督さんの納得いくものがなかなか出せなかった」と悪戦苦闘をふり返った。河合優実その際には、押山監督自身が直接、河合さんに演技指導したそうで「私と吉田さんの前で、150%の力で叫んでくださって、なんて信頼できる監督なんだろうと思った」と感謝の言葉。当の押山監督は、「近くで大声出しちゃってすみません」と恐縮しつつ、「自分はアニメーターで、紙の上の演者なので、ここは自分が声を出さなければと思った」と熱のこもった演出の理由を説明していた。吉田美月喜また、吉田さんは「京本の声を受けていてもらえるかなって緊張もありましたが、(SNSなどで)いろんなコメントを追いかけて、うれしい感想がいっぱいあった」と安どの表情。舞台挨拶では、押山監督から、声優陣に似顔絵イラストのサプライズプレゼントもあり「宝物にします」(河合さん)、「大切にさせていただきます」(吉田さん)と感激しきりだった。『ルックバック』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ルックバック 2024年6月28日より全国にて公開© 藤本タツキ/集英社© 2024「ルックバック」製作委員会
2024年06月29日