2023年7月9日 14:00
一番大切なのは「希望に満ち溢れていること」『マイ・エレメント』ピーター・ソーン監督コメント
そんなエレメント・シティを描くにあたって、ピーター・ソーン監督は「この街を描く中で一番大事だったことは、やはり“希望に満ち溢れていること”だと思います。というのも、この世界ではいろんなエレメントがいて、みんなそれぞれ違いもあります。でも、そんな中でとにかく私がフォーカスを当てたいのは、みんな違っても共存できるということ。そしてそれは、今まで知らなかった新たな世界が広がり、自分には想像以上にたくさんの可能性があるんだと勇気づけてくれることなんです」と、この世界を通して“新たな可能性を見つけることへの希望”を込めたことを明かした。
実際に、それぞれのエレメントが共有で使用するエレメント・シティの中心地を走る電車では、風のエレメント用に天井の座席が設置されているほか、水のエレメントが入るプールがあるなど、それぞれ特性は違っても互いの個性を尊重して共生する姿が描かれている。
そんな[エレメント・シティ]を舞台に描かれるのは、火の女の子〈エンバー〉と水の青年〈ウェイド〉、触れ合うことすらできないピクサー史上最も“近くて遠い”ふたりが、奇跡の化学反応を起こす物語。
家族のために、火の街から出ることなく、父の店を継ぐ夢に向かって頑張っていたエンバーは、ある日偶然自分とは正反対で自由な心を持つウェイドと出会う。