くらし情報『【レビュー】待望の日本初配信「ピラミッドゲーム」新鋭俳優たちが織りなすダイナミックな関係性に注目』

【レビュー】待望の日本初配信「ピラミッドゲーム」新鋭俳優たちが織りなすダイナミックな関係性に注目

よく卒業文集などに「○○な人」ランキングも載っているが、こうした“ノリ”が拡大解釈され、正当化され、私物化されたのが、本作のピラミッドゲームだ。

ゲームによって、1つのクラスがいじめの加害者、被害者、そして傍観者に線引きされていく。F以外の者たちは自分自身を守るために無視を決め込み、上位ランクの者には媚び、ランクの低い者に対しては“怪物”になる。さらに、ほんの少しのさじ加減によって投票の結果は変わり、三者のボーダーは簡単に揺らいでしまう。

【レビュー】待望の日本初配信「ピラミッドゲーム」新鋭俳優たちが織りなすダイナミックな関係性に注目

そのさじ加減を陰で調整しているのが、「学校は社会の縮図」と言い放つペクヨングループ会長の孫娘で、財閥3世のペク・ハリンだ。持てる権力を最大限に使い、自分は直接手を下さずに、脅しという“鞭”と望みを叶えるという“飴”を与えながら、まるでチェスの駒のようにクラスメイトたちを操り、担任や雇われ校長、両親までも抑え込む。


【レビュー】待望の日本初配信「ピラミッドゲーム」新鋭俳優たちが織りなすダイナミックな関係性に注目

「学校は社会の縮図」とはスジの父・ソン中佐の教育方針でもある。確かに階級は軍隊にも社会にも、実際どこにでもある。秩序と約束で階級は成り立っているとソン中佐は生真面目に言うが、スジが父に言い返すように、その秩序とやらで地獄のような思いをする者は「D.P.」

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