犬をめぐる“ある事件”からウクライナ侵攻に迫る『犬と戦争 ウクライナで私が見たこと』予告
ウクライナのIT企業の代表は、ITの力で飼い主と犬をつなぐIDを開発、無償で提供し、野良犬へも手を差し伸べる。
ポーランドの動物愛護団体「ケンタウロス財団」は、侵攻直後ウクライナとの国境近くに臨時シェルターを設営し犬と猫を保護。イラクやアフガニスタンに従軍していた元・イギリス軍兵士は、退役した後、動物救助隊「BREAKING THE CHAINS」を立ち上げ、戦地や最前線で動物を救い出す。
そして、ウクライナ・キーウのシェルターでボランティアとして犬の世話をしていた女性たちが語るのは“ボロディアンカの悲劇”について。
「不安な日々でした」という言葉に重ねて、誰もいないシェルターや空の食器が並んでいる様子が映し出される。「一体、犬たちに何があったのか」。“戦うこと”ではなく、“救うこと”を選んだ人々の覚悟の言葉は本編に紡がれている。
また、本作のポスタービジュアルも合わせて解禁。2024年7月に爆撃を受けた小児病院の惨劇の跡、そして犬にフードを差し出す元兵士の様子が捉えられている。
場面写真では、戦地の犬の眼差しや戦争で負傷した兵士の姿など、戦禍のウクライナの現状を物語るシーンが収められた。