2014年7月16日 11:57
島津製作所、3Dプリンタに対応するマイクロフォーカスX線CTシステムを発表
技術を応用した高速演算処理システムを標準搭載し、計算処理能力が従来比で約20倍も高速化した。スキャン条件次第では、データ収集完了からデータ表示までの時間を従来の340秒からおよそ15秒まで短縮できるという。さらに、撮像した画像データを、医用画像情報フォーマットの世界標準規格であるDICOMフォーマットに変換することが可能になった。これにより、マイクロフォーカスX線CTで撮像したデータを、そのまま他のDICOM対応ソフトウェアでも扱うことができる。
この他、オプションのソフトウェアを使用することで、3Dプリンタで一般的に用いられているSTLフォーマットで撮像データを出力することが可能。3Dプリンタにこのフォーマットのデータを取り込むことで、歯や食物など、図面が作れないサンプル実物でも、内部構造を含めて自由な倍率で3次元出力が可能になるとしている。
なお、システム価格はPCと専用デスク込みで2600万円(税別)。すでに販売を開始している。
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