2014年9月9日 15:59
KDDIが「WVS2」で提供する"セキュリティクラウド"のインパクト
KDDIが9月末より提供を開始する「KDDI Wide Area Virtual Switch 2(WVS2)」。これまでのWVSは広域仮想スイッチとして、社内イントラのネットワーク管理のみであったが、WVS2ではSDN技術の導入により、"セキュリティクラウド"機能も付加された一段階上の高機能なネットワークが提供される。
SDN技術によって何が変わるのか、そしてWVS2でどのような価値を提供するのか。KDDI サービス企画本部 ネットワークサービス企画部長の中桐功一朗氏と同部 ネットワークサービス企画 4グループ 課長補佐の戸邊 賢史氏、同グループ グループリーダーの内川 亘氏、同グループ 主任の島上 洋一氏に話を伺った。
WVS2は第一弾としてセキュリティクラウド機能を9月末より提供し、第二弾のネットワーク仮想化についても2015年春に機能の提供開始を予定している。セキュリティクラウドについては、一部機能を8月より先行提供している。
通信キャリアというと、土管(回線)を引いてパケットを流す役割というイメージが一般的であろう。KDDIの社内にも、そうした空気があり「キャリアとして、回線以外を売っておらず、お客さんに関心を持ってもらえるのか」