ソファの上でくつろぐ飼い主さんの上に乗り、両手(?)を使って、上手におっぱいをもみもみ…。こんなしぐさを見たことはありませんか?なんとも幸せそうな顔が、最高にうらやましい…ではなく、なぜ猫は、こんな行動をするのでしょうか。その理由を紹介します。
■子猫のころの習性です
猫が両手を使って、一心不乱にもみもみする行為。これは子猫のころの習性のなごりだと言われています。子猫は母猫からおっぱいをもらって成長しますが、母乳の出を良くするためのマッサージこそが、このもみもみ体操なのです。これは、母猫に対する「おなかが空いたよ」のサインでもあります。母猫に寄り添いおっぱいをもらう時間は、子猫にとって何より安心できるとき。
この時間を思い出しているのでしょう。
■柔らかいおっぱいが大好き
子猫の習性は分かりましたが、ではなぜ、猫のおっぱいとは違うはずの「人間のおっぱい」を、わざわざもむのでしょうか。こんな癖を持つ猫は意外と多いものですが、猫が好みやすいのは「やわらかくてあたたかいもの」だと言われています。実際「毛布」や「布団」、飼い主さんの「お腹」を好む猫もいるようです。やわらかくてあたたかく、飼い主さんにべったりできるおっぱいは、猫にとって最高に都合が良い場所なのかもしれませんね。