2014年9月19日 11:40
DNP、微生物検査業務の効率を改善するフィルム型培地「Medi・Ca」を発表
さらに、ACグレードはBacillus属による発色の滲みが少ないのも特徴となっている。加えて、「Medi・Ca」の容積はシャーレの約1/20以下に減容化しているため、在庫や培養に要するスペースを削減し、使用後の廃棄物量を約1/20程度に減らすことができる他、滴下時に「Medi・Ca」を重ねながら作業が行えるため、作業エリアの省スペース化が実現できる。
なお、価格は一般生菌数測定用ACグレードが1枚あたり75円。同社では、食品・飲料・菓子メーカー、飲食チェーン店などを中心に販売し、今後3年間の累計で5億円の売上を目指す。また、今年度中に、黄色ブドウ球菌のSA(Staphylococcus Aureus)グレードを開発し、販売していく計画。この他にも、コロニー計測の業務負荷をより一層低減すべく、専用スキャナーを使ってコロニー数をリアルタイムで自動カウントするとともに、画像と計測結果の保存を可能としたシステムを現在開発中としている。
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