2014年10月1日 13:09
「マカフィー」から「インテルセキュリティ」へ - 個人向けセキュリティ製品を発表
●コンシューマ事業は2桁レベルで成長
マカフィーは、2015年版の個人向けのセキュリティ製品を発表した。その折に、さまざまな脅威分析や調査結果なども発表された。その内容の一部を紹介したい。
まず、登壇したのは、コンシューマ事業統括取締役専務執行役員の田中辰夫氏である(図3)。
挨拶とともに、今回の発表会の概要を紹介した。また、コンシューマ事業が2桁レベルで成長を続けているとのことである。また、新しいブランド戦略として、コンシューマ事業の大きな柱となるのが、インテルセキュリティである。この1年は、非常に重要な1年になるだろうと抱負を語っていた。
次いで登壇したのは、米国McAfee Inc.チーフコンシューマセキュリティエバンジェリストのギャリー・デイビス氏である。
まず指摘したのは、モバイルデバイスの急増である。それに伴い、それらを標的とした攻撃も急増している。なかでもAndroidを標的としたもが多い。図5は、その一例であるが、Flappy Birdという人気のアプリである。
人気が高まると登場するのが、模倣品である。調査によれば、この79%にマルウェアが仕込まれていた。その活動であるが、ユーザーの許可なくSMSの送受信、さらには、ルート権限を奪取し、デバイスをコントロールするといったものである。