2014年10月3日 14:29
コーニング、柔軟性の高い発光ファイバーを販売開始 - 曲げて巻いて、照明に活用
コーニングインターナショナルは10月2日、東京・赤坂の同社東京オフィス内において記者説明会を開催し、光ファイバー新製品「Corning Fibrance Light-Diffusing Fiber」の法人向け国内販売を開始すると発表した。
○発光する光ファイバー「Fibrance Light-Diffusing Fiber」
米コーニング社は、剛性の高いカバーガラス「ゴリラガラス」の開発・製造などで、一般にもなじみの深い企業。1851年の創立以来、特殊ガラスやセラミックなどの材料科学分野における世界的なリーディングカンパニーとして製品を開発している。
その日本法人コーニングインターナショナルでは、液晶ディスプレイ用ガラス基板を除くコーニンググループ製品を取り扱っている。
今回の「Fibrance Light-Diffusing Fiber」は、同社が通信用光ファイバーの製造で培った技術を基に開発したもの。製品自体は今年の5月に発表されており、6月に開催された世界的な照明器具の展示会「LIGHTFAIR2014」でも製品が展示された。
○発光で製品のあり方を変える
通常、光ファイバーは光を使った信号で情報伝達するため、中心部を通る光を外部に漏らさない構造になっているが、Fibrance Light-Diffusing Fiberはあえて光をファイバーのサイドから拡散させている。