くらし情報『鉄道トリビア (274) 北総鉄道の車両形式が「7000」から始まる理由』

2014年10月11日 08:00

鉄道トリビア (274) 北総鉄道の車両形式が「7000」から始まる理由

鉄道トリビア (274) 北総鉄道の車両形式が「7000」から始まる理由
当連載第272回で、北総鉄道の7260形を紹介した。京成電鉄3300形を借りて走らせているという話だ。そこで2つの謎が生まれる。なぜ、わざわざ番号を変えたのか? そもそもなぜ、北総鉄道の電車形式は開業当初から7000番以上なのか?

4桁の車両番号を採用する鉄道会社のほとんどが1000番台から始まり、新形式を製造するたびに2000番台、3000番台が与えられる。しかし北総鉄道は開業当初から7000番台だ。そこには納得できる理由がある。

相互直通運転にあたり、お互いの電車の車両形式番号が重複しないように、あらかじめ使える番号を取り決めたからだ。その結果、北総鉄道の電車は開業当初から7000番台の形式番号となっている。
京成電鉄から電車を借りる場合も、北総鉄道の所属車になったという意味で、3000番台から7000番台へ変更されたというわけだ。

○会社ごとに番号が割り当てられている

北総鉄道の電車は京成電鉄に乗り入れ、押上駅から都営地下鉄浅草線に乗り入れる。さらに泉岳寺駅から京急電鉄に乗り入れて、羽田空港方面へ運行される。相互直通運転しているから、4社の車両が入れ替わり立ち替わりやってくる。

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