2014年10月15日 14:38
検索における競合はAmazon - Google会長シュミット氏がベルリンで講演
Googleからのトラフィックは大きく増えている」とも述べた。しかし、「他のサービスへのトラフィックがGoogleの成功の尺度であるべきではない。なぜなら検索エンジンの目標は、ユーザーが探している情報を迅速に提供することだからだ」とSchmidt氏、「われわれはユーザーのために検索を作成したのだ。企業のWebサイトのためではない」と自社の立場を明らかにした。
2つ目の産業は、発明により創出される。シュミット氏は例として、カール・ベンツ氏が発明したガソリンを動力とする自動車が現在の自動車業界を作り、ティム・バーナーズ.リー 氏が考案したWWWがWeb業界をもたらしたことなどを挙げる。
産業も動的に動いている。インターネットにおけるGoogleの役割の重要さを認めながらも、ユーザーはニュースを求めているなら直接ニュースサイトへ、ショッピングなら直接ECサイトを訪問しているとし、「現実として、ユーザーには選択肢があり、いつも選択をしている」と、EUの批判に対してやんわりと同社を正当化した。
さらには、栄枯盛衰にも触れる。現時点では、同社をはじめ、Apple、Facebook、Amazonなどは「競合から勝ち目がないと思われているような企業」