週末は山梨県へ - サントリーのワイナリーで「日本ワイン」を知る
つまみ食いしそうになる衝動をグッとこらえ、次なる見学場所へ。
今度はバスに乗り込んで200m下ったワインセラーの見学。山を掘って作られた貯蔵庫内はひんやりと冷たい。年間を通して15℃前後に保たれているらしい。そして樽と熟成中のワインの香りが相まって、えも言われぬ高揚感が高まってくる。ズラリと並ぶフランス製のオーク樽の数はここだけで200。他の貯蔵庫のものも含めると全部で400はあるとのことだ。
「一体、樽だけでいくらになるんだ? 」。
頭の中で電卓を叩いたのは私だけだろうか。お次は瓶熟庫の見学。これから世に出るワインもたくさん貯蔵されているが、その奥には1964年に発売された本格辛口ワイン「シャトーリオン」の1966年や良年しかリリースしない希少な貴腐ワインなど垂涎のコレクションが並ぶ。生まれ年のワインを見つけてみるのも楽しいかもしれない。
さて、貯蔵庫の見学が終わったらいよいよお待ちかね、テイスティングタイム。再びバスに乗ってワインショップへ。ここでは登美の丘ワイナリーで造られた赤白2種類のワインがテイスティングできる。私が参加したときは「サントリー ジャパンプレミアム 甲州 2013」