くらし情報『アルテックがタイでの3Dプリンタ販売に本格進出–その先に見据える新しいものづくり』

2014年11月5日 11:12

アルテックがタイでの3Dプリンタ販売に本格進出–その先に見据える新しいものづくり

陶山氏は「タイでは日系メーカーの工場の周りに下請けの工場があり、城下町を形成しています」と語る。工場がそれだけあれば、当然3Dプリンタのニーズもあるはず。しかし、タイでは販売代理店が1社しかなかったことから、あまり普及しておらず、「われわれに声がかかった」という。

○高いノウハウを持つ主力社員を派遣 - 日本と同じレベルのサポートを提供

同社は2002年にバンコクに現地法人を設立し、事業を展開してきた。同国での事業は好調とのことで、陶山氏は3Dプリンタ販売事業にも自信を見せる。

「我々は、産業機械の専門商社として、ものづくりの現場におけるニーズを熟知しています。開発段階の試作品づくりだけでなく、製造ライン上でも3DプリンタによるDDMのニーズは必ず存在する。例えば、治具のように多品種・小ロットなものの場合、アルミの削り出しで作ると少なくとも数十万円はかかってしまうが、3Dプリンタで出力すればそれを数万円に抑えることができる。
実際に使うことのできる治具や工具が、今までよりはるかに低コストかつ短期間で製作できるようになるのです」
かねてから3Dプリンタ事業の海外展開を検討していた同社にとって、今回のタイ進出は重要な契機という認識を示しており、主力社員をタイに送り込むことで、その本気度を内外に示す。

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