ローデ、オシロスコープ「R&S RTO/RTE」の高分解能モードオプションを発表
さらに、これまで捕捉することが困難だった信号にトリガがかけられるだけでなく、低ノイズのフロントエンドとシングルコアのADCにより、詳細で正確な波形が取得できる。このように、HDモード、高性能アナログフロントエンド、そしてシングルコアADCがバランスよく作用することで、微小信号の正確な測定を可能にする。
この他、独自の高性能ASICにより、波形更新レートはHDモード適用時にも低下しない。これにより、ノイズに埋もれるほど小さく、発生頻度が低い信号も捕捉できるので、これまで見逃していた数多くのノイズ信号の正体も確認できる。そして、FFT機能や常に有効なヒストリ機能なども、HDモード使用時に制限なく使用できるので、これまで目にしたことのない信号を捕捉するだけでなく、解析まで行うことが可能になるとしている。
なお、価格は「R&S®RTO-K17」が17万7000円、「R&S RTE-K17」が31万7000円。年間販売台数は150台を見込んでいる。