高速無線LANルータ「ASUS RT-AC87U」のセキュリティ機能を試す - Trend Micro Smart Home Networkを搭載
ユーザーに対し、特にメッセージなどは表示しない。Vulnerability protectionでは、仮想パッチと呼ばれるシグネチャに似たものを保存している。仮想パッチの更新は、Trend Micro Smart Home Networkを提供するベンダーや機種によって異なり、ユーザーが意識することはないとのことだ。
最後の4つめ、Infected Device Prevention and Blockingは、ウイルスなどのマルウェアに感染してしまったデバイスが存在する場合に、既知のC&Cサーバと通信しようとすると、その通信を遮断する。C&Cサーバとは、マルウェアに感染したデバイスに対して、さまざまな指令を送るサーバのこと。たいていの場合、サイバー犯罪を行う犯人側がコントロールしている。デバイスがWebブラウザなどを実装している場合は、Malicious Site Blockinと同じように、図5のようなメッセージが表示される。しかし、端末側がWebブラウザを使っていないときにC&Cサーバとの通信が発生することもあるし、そもそもWebブラウザが使えないデバイスもある。