2014年11月18日 10:03
ams、2015年のICプロトタイプサービスのスケジュールを発表
オーストリアのアナログICメーカーamsのフルサービスファウンドリ事業部は、迅速かつコスト効率の高いICプロトタイプサービス「マルチプロジェクトウェハ(MPW)またはシャトルラン」の2015年のスケジュールを発表した。
さまざまなユーザーによる複数の設計を単一のウェハ上に展開するプロトタイプサービスは、シャトルを利用する複数のユーザーがウェハとマスクを共有することで、ファウンドリカスタマに大きなコストメリットを提供する。amsは現在、"More than Silicon"戦略をさらに拡張し、2015年に行う特定のMPWランにおいて、シャトルを利用するユーザーに、高度なパッケージングサービスとしてのWLCSPを提供する。このプロトタイプサービスとチップスケールパッケージングの組み合わせは、大幅なコスト削減と高度な柔軟性を提供するとしている。
具体的には、同社のMPWサービスは0.18μmと0.35μmの全製造プロセスに対応している。このうち、最先端のアナログ半導体プロセスの技術、製造およびサービスを提供するため、0.18μm CMOS(C18)プロセスで4回のMPW、および1.8V、5V、20V、50Vデバイスをサポートする0.18μm高耐圧CMOS(H18)