2014年11月20日 17:00
世界23カ国の定年に関する調査、日本人は唯一「定年より長く働きたい」
ランスタッドはこのほど、11月23日の『勤労感謝の日』に向けて、世界23カ国と地域の約20万人に実施した調査の中から定年時期に関する結果を発表した。
○グローバルでは平均5歳ほど早くリタイアしたいという結果に
同調査は、2013年11月~2014年2月にかけて、23カ国(※)の18歳~65歳までの男女約20万人を対象に実施した。
「働く必要があると考える年齢」「リタイアしたいと思う年齢」について尋ねたところ、「働く必要があると考える年齢」は、定年・年金制度など国の施策によって差が出た。年齢が低いのはアジア諸国の平均57.8歳で、高齢化の進展により年金受給開始年齢が高い欧州では平均65.5歳と高い結果となった。
「リタイアしたいと思う年齢」は、「働く必要があると考える年齢」から平均して5歳ほど早く、アジア圏では54.3歳、欧州では59.6歳だった。
日本では、「働く必要があると考える年齢」が60歳に対し、「リタイアしたいと思う年齢」が62歳で、調査対象23カ国と地域の中で唯一「より長く働きたい」と考えていることがわかった。学歴による差はないが、性別では男性、職位では特に管理職が、より長く働きたいと考える結果となっている。