紙文書のイメージ化を低価格で実現する自治体向けシステム - 今後は民間向けにも拡大
そこで、『CapturePerfect SDK』を使って、機能のON/OFFをあらかじめ設定しておき、ユーザーはスキャンボタンを押すだけで、最適な設定で読み取れるようにしています。開発者がドライバとのやり取りも考えなければならないとなると、それだけで数カ月はかかってしまいますが、『CapturePerfect SDK』を利用すれば、開発者はスキャンする部分には注力する必要がなく、アプリの動きやインタフェース部分に工数を割けるので、より使いやすいシステムを構築できます」と、そのメリットを説明した。
○税務LANのノウハウを活かした新たな製品も開発
税務LANにイメージ取込機能を追加してからすでに8年になるが、同社では今年の夏、「税務LAN」のイメージ化で得たノウハウを活用し、「イメージ管理システム」を新たに開発した。
「イメージ管理システム」は、「税務LAN」のイメージ取り込み機能を抜き出し、機能強化した製品で、軽自動車税や固定資産税など、住民税以外の用途でも利用できるようにしたものだ。基本的に、紙文書をイメージ化することにより、書類の保管スペースを削減するもので、先行導入する北上市では、導入から3カ月で、書類約1万3,000枚を読み取り、約5mの棚スペースを削減することに成功したという。