紙文書のイメージ化を低価格で実現する自治体向けシステム - 今後は民間向けにも拡大
条件は、文書を読み込む際に、スキャンしたことを確認するための管理番号を原本に印字できる「インプリント機能」が備わっていることだ。同社では多くの候補の中で、キヤノン製スキャナーがもっともコストパフォーマンスが高く、システム全体のコストを抑えることが可能だったため、採用を決めたという。
また、キヤノンのサポートが充実しており、開発中に起こった問題に対して親身に相談に応じてもらえたことも採用を後押しした。
早くから「税務LAN」を導入する地元の北上市役所では、繁忙期には月間4万枚をイメージ化しているが、1台のスキャナーですべて処理できているという。
実際のキヤノン製スキャナーの使い勝手について佐々木氏は、「センサーの精度が高いため、ジャムってもすぐに停止してくれますので、ツールで再スキャンできます。確定申告書は5枚つづりのこともあり、途中の紙がスキャンできないと、あとで整合性が取れなくなってしまいますが、キヤノンさんのスキャナーであれば、確実に検知されるので、非常に助かっています」と語る。
また、キヤノンが提供する「CapturePerfect SDK」も、業務効率化に役立っているという。