くらし情報『2015年花粉シーズンは2月上旬に到来、関東地方の飛散量は今年の2~3倍』

2014年12月8日 18:31

2015年花粉シーズンは2月上旬に到来、関東地方の飛散量は今年の2~3倍

また、2014年シーズンと比べると、東北~近畿は飛散量が多く、特に関東を中心に2~3倍(200~300%)となる見通しに。一方、中四国以西では、四国(太平洋側)~九州を中心に今夏の天候不順の影響が大きく2014年シーズンの70~90%となる地域が多く、中でも高知県、徳島県、佐賀県、大分県、宮崎県、長崎県では、2014年と比べて少なく50~60%程度となるそう。

スギ・ヒノキ林の活性度については、全国の森林における雄花の成長状況を衛星データを利用して把握したとのこと。今回用いたのは、千葉大学環境リモートセンシング研究センターと共同研究してきた「光合成有効放射吸収率(植物が光合成に有効な波長の光を吸収する割合:FPAR)」から解析したもので、この値が高いほど植物は光合成を活発に行い、スギの雄花の量が多くなると考えられるという。

地域別に見ると、関東、甲信越、東北、北海道では2013年夏よりもFPARが高いか同程度となり、北陸西部や東海(静岡県を除く)、西日本各地では、2013年夏よりもFPARが低くなった。このことから、2015年の花粉飛散量が、西日本を中心に2014年より少なくなり、東~北日本では2014年並みか多くなることが示唆されるという。

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