くらし情報『FTF Japan 2014 - Freescaleとエルイーテックの高信頼プロセッサソリューション』

2014年12月10日 11:00

FTF Japan 2014 - Freescaleとエルイーテックの高信頼プロセッサソリューション

レベル3が今回の主眼で、CPU回路そのものにノイズが入って動作が異常になるというケースだ。ちなみにレベル4は電源からのサージなどで発生するとされ、システム全体の再起動が必要になる。レベル5は物理的に破壊という話なので、これは速やかに電源を落とすしかない。

さて、今回の技術はそんなわけでレベル3の異常が起きた場合にどう対処するかというものである。一般にこうした用途ではWatchdogが利用されるが、こちらはアプリケーションソフトウェア側の対策が必要だし、一度Resetが掛かると通常は初期化から始まることになるので、長時間の処理を行っている場合には、実行中の処理が元の木阿弥になってしまうという欠点がある。別の解はDual CoreのLock Stepであるが、こちらはシリコンコストが倍増する上に、99.9999%以上の正常動作時は2つ目のコアは無駄に動くことになるため、消費電力の観点からお得な解とは言いがたい。ではFUJIMIはどんなものか? というのがこちらである(Photo02)。

FUJIMIは一定期間ごとにリセットを掛けるが、それに先立ちアプリケーション情報の保存を毎回行っている。

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