くらし情報『瀬戸内海に新種のカタツムリ「アキラマイマイ」 - 岡山大などが確認』

2015年1月15日 10:26

瀬戸内海に新種のカタツムリ「アキラマイマイ」 - 岡山大などが確認

瀬戸内海に新種のカタツムリ「アキラマイマイ」 - 岡山大などが確認
岡山大学は1月15日、岡山県南部と香川県島嶼部に固有なカタツムリの新種を認識し「アキラマイマイ」と命名したと発表した。

同成果は同大学大学院環境生命科学研究科(農)の福田宏 准教授、国立科学博物館の亀田勇一 支援研究員の共同研究グループによるもので、同日付で日本貝類学会が発行する「Venus」に掲載される。

「アキラマイマイ」は市街地周辺に多産するにも関わらず、西日本に広く分布する「シメクチマイマイ」と混同されていたため、これまで見過ごされてきた。「シメクチマイマイ」には多くの地理的変異が存在し、分類の混乱が以前から指摘されていた。そこで、同研究グループが"本物の"「シメクチマイマイ」を定義するために岡山県周辺の個体を調査したところ、予想外に2つの種の混在が判明した。

「シメクチマイマイ」と「アキラマイマイ」はともに殻系13~22mm程度で、形・色・大きさなどで明確に識別することは難しく、生殖器の解剖とDNAの塩基配列を用いた系統解析によって識別することができた。

「アキラマイマイ」という名前は、その存在を最初に指摘した香川県在住のアマチュア研究家 多田昭氏に由来する。同氏は長年各地でカタツムリの採集と解剖を地道に続けて、早くから「シメクチマイマイ」

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