くらし情報『カーエレクトロニクスの進化と未来 (69) クルマの安全性向上と共に増えるFPGAの実装』

2015年1月21日 11:00

カーエレクトロニクスの進化と未来 (69) クルマの安全性向上と共に増えるFPGAの実装

カーエレクトロニクスの進化と未来 (69) クルマの安全性向上と共に増えるFPGAの実装
2大FPGAメーカーであるXilinxとAltera共にクルマにFPGAの採用実績が増えてきている。XilinxはOEM(クルマメーカー)に納めてきたFPGAの数量は2013年単年で1200万個に達した。鉄道車両やトラックなどすべての輸送機器を含めると1360万個にもなる、とXilinxのWorldwide Automotive Marketing & Product Planning担当シニアマネジャーであるKevin Tanaka氏は述べる。Alteraは、電気自動車のTesla Motorsへの搭載例があったが、1月になりドイツ車Audiにも採用が決まったと発表した。

クルマになぜFPGAか?。最大の理由は、クルマ用半導体がかつてはモータを動かすための制御系が主な応用だったが、最近では演算速度が重要なADAS向けの用途が増えてきたからだ。FPGAは演算処理に強いハードウェアロジックだ。クルマを含めたすべての電子システムを動かすためには、プロセッサが必要であると同時にハードウェアロジックも必要とされるようになっている。


例えば、プロセッサには大雑把に分けて、制御命令を主な応用とするマイクロコントローラ(マイコン)

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