くらし情報『小惑星探査機「はやぶさ2」は極めて順調 - JAXA記者会見から現状を徹底解説』

2015年2月4日 12:55

小惑星探査機「はやぶさ2」は極めて順調 - JAXA記者会見から現状を徹底解説

小惑星探査機「はやぶさ2」は極めて順調 - JAXA記者会見から現状を徹底解説
●打ち上げ後、順調に航海を続ける「はやぶさ2」
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月28日、小惑星探査機「はやぶさ2」に関する記者会見を開催、これまでの運用状況について説明した。現在、探査機の状態は正常。4台のイオンエンジンの稼働を確認したほか、日本の探査機としては初となるKaバンド通信にも成功した。今後1カ月で残りの初期チェックを行い、定常運用に移行する計画だ。

はやぶさ2は昨年12月3日に打ち上げられており、それからほぼ2カ月が経過した。2日間のクリティカル運用が完了した後、現在は搭載機器や地上システムの機能を確認する初期運用が実施されているところで、これまでに基本的なところはほぼ完了。國中均・はやぶさ2プロジェクトマネージャが「万全」というくらい、順調に進んでいるようだ。

○イオンエンジンは4台とも正常

まずイオンエンジンについてだが、12月23日から4日をかけて、スラスタA~D単独の試運転を実施。
正常な推力が出ていることが確認できた。そして1月12日からは2台同時運転、16日にはA+C+Dの3台同時運転にも成功。このときの推力は約28mNで、ほぼ定格通りだった(イオンエンジン1台の推力は、初号機の8mNから10mNに向上している)。

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