安斉かれん、“トラップ”を仕込んだ意味深な新曲MV公開
(HPより一部を抜粋)
そんな多感な若者の心象風景をビジュアライズしたMVは、すでに日本テレビ系『スッキリ』9月テーマソング、『ウチのガヤがすみません!』9月エンディングテーマとして、その一部がオンエアされていたが、本日フルバージョンが公開された。
時に荒涼としてしまう心の中を表現した「無機質な部屋」には、幻想的かつ過激な配色の巨大なテディベアが配置されている。それに包み込まれるシーンは、いつまで経っても、誰かに守られていたいという願望=ピーターパン・シンドローム(大人になりたくない)的な幼さを表し、一方で、テディべアと対峙しようとするシーンでは、その自分過保護によって、世界から取り残されるかも知れないという危機感や恐怖感が表現されている。
“自分でも分かっている” でも ”やめられない” という心のエスケープ機能(自分こそが自分の最大の理解者であること)からの連鎖から起こる堂々巡りは、永遠に出口に辿り着けず、無限ループする真白な部屋としても可視化されている。終始、シュルレアリスムな雰囲気で進む映像。ラストには、いよいよ脱出=自己解決か!? というシーンが登場するが……。スパイラルする物語の行方に注目だ。