2015年2月9日 11:00
iOSコンソーシアムが蓄積した企業活用のノウハウを紹介
会員企業に最新情報を提供するとともに、交流促進などに努めてきた。
「iPadは、まだまだ基幹系の手足としては十分活用されていないと感じます。理由としては2つ考えられます。1つ目はWindows PCの置き換え用途での採用が多く、今までコンピューター処理していなかった新しい現場への投入ができていないというユーザーサイドの問題です。もう1つは、本体のバージョンアップ方法やガバナンスが利かせづらいなど、iOS端末自体が企業利用に向いたものになりきれていないというiOS側の問題です。しかし今、状況は変わりつつあります」と加藤氏は語る。
しかし、2014年にはIBMが基幹系システムのクライアントとしてiOS端末を取り入れることを発表。マイクロソフトがiOS端末向けにOfficeの一部機能を無償提供するなど、大きな動きが出てきている。
iOSといえばAppleのものという状況は変わりつつあるのだ。
○製造業での導入ノウハウを現場感覚でまとめた「iOS導入ガイド」
iOSコンソーシアムでは、会員企業同士のコラボレーションを促している。企業が見いだした新しい使い方を紹介したり、各社のもつ製品同士を結びつけて新しい活用方法へつなげたりといった動きも盛んだ。