2015年2月9日 14:37
Spansion、HMI向けにCortex-M4Fを搭載したMCU2製品を発表
会場では実際に、複数の画像の重ね合わせなどを含む動作デモが行われた(Photo08)。
●100語以上の言葉を認識可能なMCU
2つ目の製品がボイス制御MCUである(Photo09)。こちらはそのもので、複数の言語を認識するMCUである。具体的には100語以上の言葉をテキストファイルの形で定義して格納しておく(Photo10)と、それを認識して結果を返してくれる。もちろん用意されるのは音声の認識までなので、その先はアプリケーション次第ということになる。会場ではマイク入力でコマンドを認識すると、その結果をPCに送り、PCの側にリモコン機能を実装する形でTVを操作するデモが行われた(Photo11)。
Photo12が内部構成であるが、動作周波数は160MHzないし200MHzということでやや高速である。さて、肝となるのがCPUの中にある「ASR(Automatic Speech Regognition)」であるが、これはハードウェアではなくソフトウェアである。
核になる技術は、同社が2012年に発表したAcoustic Coprocessorである。これはNuance Communicationsをベースにしたものだが、今回の技術もこの延長線上にある。