くらし情報『済生会熊本病院とNEC、「新型電子クリニカルパス分析ビューワ」を共同開発』

2015年2月10日 11:16

済生会熊本病院とNEC、「新型電子クリニカルパス分析ビューワ」を共同開発

そこで今回、「新型電子クリニカルパス分析ビューワ」を開発し、あらかじめデータ分析が可能な形式で、電子カルテから日々の診療データを収集する仕組みを構築した。これにより、標準診療計画に基づいた治療プロセスが患者の経過に与えた影響について、タイムリーな分析・確認を実現し、次の計画策定を支援する。

済生会熊本病院における試行では、電子カルテに日々の記録を入力することで、自動的に在院日数・バリアンス(目標未達成時)の件数やその内容・費用の表示が可能になった。これによって問題となる症例を瞬時に抽出可能となり、入院日数が長引く患者には疼痛(痛み)コントロールに問題があることがわかるなど、早期に現場へのフィードバックを実現可能にする。

また、日本クリニカルパス学会監修の患者状態アウトカム用語集(Basic Outcome Master:BOM)を使用し、1日分の診療データを記録できる日めくり記録機能を搭載した。同機能により、バリアンス発生(目標未達成)と判定した後すぐに、判定内容を決まった用語・形式で記録可能となった。さらに、アウトカム(達成目標)とアウトカムの達成を判断する観察項目や実測値などの根拠データを紐付けての記録を実現する。

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