2015年2月10日 21:27
IBM Watsonを共同展開するソフトバンク - 孫社長が言及、Pepperの展開も
(孫氏)
Pepperとの組み合わせは、実際にPepperの開発者イベントで正式ではない形のコラボレーションが披露されており、あくまで存在を知ってもらうための"見せ物"の要素が強い。
その一方で、同日の共同リリースでは、日本語特有の課題克服やエンタープライズからコンシューマー領域まで幅広い活用、開発者やその他企業を含めたエコシステムの構築など、多岐に渡るWatsonの青写真を描いており、アプリケーションも続々と提供していく。ソリューションとしてコグニティブ・コンピューティングを開発しながら提供して日本で物を作っていこうという一歩となる予定だ。
なお、ここで言及のあったPepperだが、その後の質疑応答で2月の発売予定が開発者向けに限定されることを明らかにした。
「後に正式に言おうと思ったが、2月は開発者に限定販売します」(孫氏)
これには理由があり、開発者イベントを行った際に、開発者の予約応募数が想像以上に多く、多くの希望者にPepperが届かない事態に陥っているという。アプリ開発者にPepperを届けることは、一般ユーザーが手にする時、より多くのアプリケーションが用意されることに繋がるため、このような判断に繋がった。