くらし情報『新しい機器なしで屋内測位、CSRの新技術「SiRFusion(サーフュージョン)」とは』

2015年2月16日 11:47

新しい機器なしで屋内測位、CSRの新技術「SiRFusion(サーフュージョン)」とは

新しい機器なしで屋内測位、CSRの新技術「SiRFusion(サーフュージョン)」とは
CSRは2月13日、同社の無線通信技術を活用した屋内測位技術「SiRFusion(サーフュージョン)」のメディア向け公開実験を行なった。

CSRはイギリスのメーカーで、Bluetoothのチップセットなど事業のメインとして展開している。特に無線ヘッドセットへの採用が多く7割近いシェアを獲得している企業だ。

位置測位技術というと衛星を使ったGPSが一般的だが、その場合衛星からの信号を受け取る必要がある。そのため、信号が届きにくいビルの乱立した地域や巨大な建造物の中、地下街では正確な位置測位ができないという欠点がある。

そこで「SiRFusion」は、GPSだけでなく、Wi-Fi信号や加速度、角度、地磁気といったスマホの各種センサーからの情報から位置測位が行なえるシステムとなっている。

例えばWi-Fiの場合、アクセスポイントの位置情報がクラウド上にデーターベースとして蓄積されており、電波の強度などから位置測定を行なう。クライアント側からも測定したデータが送られアップデートされるため、利用する機会や人数が多いほど正確な位置情報がつかめるようになる。


Wi-Fiアクセスポイント自体は既存のシステムが利用できるため、新たに位置情報を検出するための機器を設置する必要がなく、低コストで正確な位置測定システムが構築できるのがポイントだ。

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