NTT、近未来予測で人や交通の流れの最適化する研究開発「himico」開始
と場所(空間)を近未来予測するとしている。
さらに、IoT(Internet of Things、モノのインターネット化)時代が本格化する中で、大量の各種センサーなどから得られる情報のリアルタイムでの観測・分析・予測・誘導を反復することで、人や物の混雑を緩和する最適化を目指すという。
具体的な応用例として、空港からの電車の混雑度を予測し混雑時にシャトルバスの割引・増便して誘導することでの全体最適、ランチ時間帯などのレストランの混雑度を予測して空いている店や時間帯へのクーポンなどでの誘導、通信量が急増する場所や時間帯を予測・制御しスタジアムなど混雑する場所での快適な通信の確保を挙げる。
同社は通信事業者として今回の取り組みを通信ネットワークに応用し、ネットワークが混雑する時間帯や場所などを近未来予測した上でSDN(Software Defined Networking)やNFV(Network Functions Virtualization)などのネットワーク制御技術などと組み合わせた「いつでもどこでも快適な通信の実現」を目指すとともに、他産業の企業との協働革新を通じて観光・交通・街づくり・スポーツ/エンタテインメント・流通・エネルギーなどの分野においても「いつでもどこでも快適な世界の実現」を目指す意向だ。